昨日は近くの山へ朝掘りの筍を買いに行き、そのあと八幡市の最高峰である鳩ヶ峰へ登り、京阪八幡市駅まで下りました。
9時ちょうどに家を出て、石清水八幡宮がある山に向かいました。 住宅地が切れたところで、八重桜と紫木蓮が隣り合って咲いていました。 そこから竹林の中を一旦谷に下り、そこからしばらくは雑木林の中を登り、再び竹林の中を登り切ったところにある小屋で筍を買いました。前回買ったものがまだ残っているので、買ったのは中くらいのもの1本だけです。
筍を買った小屋から舗装道路を西へ少し行くと「男山散策路 こもれびルート」の入口があります。 最初は長い階段で、高低差は11mほどですが一気に上がると息が切れました。 鶯の声を聞きながら山道を5分ほど歩くと鳩ヶ峰の頂上に着きます。八幡市の最高峰と言っても、標高142.5mの低山です。 山頂からは快適な下りになります。この山はクヌギやカシ類を中心とした雑木林で、「こもれびルート」の名のとおり木漏れ日の美しいところですが、少し歩きかけたところでビックリするような光景に目を奪われました。昨年の台風21号で倒れたり折れたりした木が無数にあって、それらを切って山積みにしてあるのです。自然災害は恐ろしいものです。この山が元の姿に戻るのには5年や10年では無理でしょう。
やがて竹林が見えてきて、それを抜けると見晴らしのよい平場に出ます。ここは北東の方角が開けていて、4km先にある京都競馬場はもとより、24kmほど離れた比叡山まで視界に入ります。手前の墓地はすぐ下にある神応寺(じんのうじ)のものです。 ここは男山ケーブルの真上にあたり、下のトンネル内で上下する車両がすれ違います。(左の写真は下ってくる車両がトンネルに入ろうとするところ、右の写真は上りの車両がトンネルから出てきたところ)
トンネルの上から神応寺の方へ下りていくと、道端でモチツツジが咲き始めていました。このツツジは大阪や京都の里山で普通に見られ、花の付け根やそれに近い若い葉に粘着質の物質を出す性質があり、指で摘むと餅のような感触があるところから、この名があります。
神応寺の境内に入ると、至るところでシャガの群落が見られます。寺全体がシャガの薄紫に包まれていると言ってもよい印象です。 シャガはアヤメの仲間ですが、その花は清楚そのもので、これ見よがしに化粧をした感があるハナショウブとは対照的な「すっぴん」の美しさがあり、カキツバタとともに僕が愛する花です。 神応寺を裏から入って境内を下り、山門を出たところでこの日の山歩きは終わりました。
昨日は暑い日でした。京都市内の最高気温は24.6℃でしたが、八幡にあるわが家の最高気温は25.6℃で、今年最初の夏日になりました。 朝のうちに歩いたのですが、山の中へ入ってしばらく歩いたところで暑さに耐えかね、ウインドブレイカーを脱いでシャツ姿になり、腕まくりをして歩きました。季節が1ヶ月以上先に進んだような暑い日でしたが、爽やかな汗をかいた半日でした。 (^_^) |