一昨日(5月2日)、京都府長岡京市にある乙訓寺(おとくにでら)へ行ってきました。 乙訓寺は飛鳥時代に推古天皇の勅願により聖徳太子が建立し、平安時代には弘法大師・空海が別当を務めたと伝えられる古刹で、現在では牡丹の寺として知られています。 京都の河原町から阪急電車に乗って西向日(にしむこう)駅で降り、南西へ2kmほど歩いたら乙訓寺の門前に着きました。
境内に入ると、参道の両側は色とりどりの牡丹で埋め尽くされています。 本堂などがある奥へ進むと、たくさんの日傘が並んでいます。牡丹の日除けに設置されたものですが、京都らしい風情が感じられる風景です。
さして広くない境内に植えられている牡丹は2,000株と言われ、建物と通路以外は全て牡丹と言ってもよい状態です。 花の色はさまざまで、白、黄、ピンク、赤、紫のほか、変わったところでは灰紫、黒に近い臙脂のものもあり、絞り咲もありました。 大きさは直径20cm近い巨大輪のものから10cmに満たないものまであり、咲き方もバラのようなものもあればダリアのようなものもあります。また、花びらの先が細かく切れたものがあったり、シベの部分が芸術品と呼べるようなものまであって、見ていて飽きません。
この寺へ牡丹を見に来たのは4年前の5月1日以来2度目ですが、今年も美しい牡丹を堪能させていただきました。 ただ、既に盛りを過ぎて萎れている花も多く、《もう1週間早く来ていれば・・・》と残念に思ったことでした。
このあと、2kmほど南にある長岡天満宮へ霧島つつじを見に行きましたが、そのことは次回のブログに書きます。 |