◇コスタリカSHB(ジャガー・ハニー)◇ 【生産国】コスタリカ 【産出地域】トレスリオス及びタラス 【生産高度】1400~1700m 【精製方法】スマトラ式・天日乾燥 コスタリカは中央アメリカの南部に位置し、北はニカラグア、南はパナマと国境を接している国です。 コスタリカの国土面積は北海道より小さい51.1平方キロメートル。 その小さな国土の中に、地球上すべての生物種のうち5%が生息しているといわれています。 環境保護先進国としても名高く、全国土の1/4以上が国立公園・自然保護区に指定されています。 太古からの自然を守るため、国の機関である「コスタリカコーヒー協会」がコーヒー農家たちの生産状況を監督・支援しており、環境に配慮したコーヒー生産に取り組んでいます。 コスタリカでは、従来農協系や大手会社によるコーヒーが主流でしたが、ここ数年発展してきたマイクロミル(小規模精製処理施設)のコーヒーがそのユニークさ及び品質の高さから注目を受けております。 同国では、他の中米と異なり、農園規模は小さく、収穫したチェリーを農協系またはプライベート加工業者に搬入する分業制が主体でありましたが、家族や親類など農園が小規模な水洗処理設備、乾燥設備を共有し、地区特性を反映した品質の高いコーヒーを一貫して生産する動きがマイクロミルです。 コスタリカ全土でその数は150を超えるといわれています。生産者は単なるコーヒーチェリーの生産者ではなく、アイデンティティの確立した、自身のブランドのコーヒーを作る時代になってきたのです。 《パルプドナチュラル》がハニー精製方法 ブラジルで開発されたパルプドナチュラルは収穫したコーヒーチェリーを果肉除去した後 発酵工程をおかずにミューシレージ(粘液性の糖質)の残ったままの状態で乾燥工程に入るのでミューシレージの甘味が豆に移り甘みが増すと言われてます。 ウォッシュドとの違いは使用水量が少ないことやミューシレージを除去する際に出る汚水のリスクを無くせるなどとっても環境にも優しいエコな感じなのですが、 一方でミューシレージがついたままの乾燥方法は難しく大規模農園では導入しにくい側面があるようです。 【ジャガー保護活動への貢献について】 ジャガーは中南米のジャングルに生息し“密林の王者”と呼ばれています。 近年はその棲息地域が森林伐採などで減少し、絶滅危惧種になっています。 その状況を変えるため、ジャガープロジェクトが立ち上げられました。 1ポンド(約450g)当たり最低1セントをこの基金に提供する事で森林を 守る活動に生かそうとしています。 ジャガーは約100軒の小規模農家から集めた豆の状態を確認し、3段階のグレード分けを行います。 最も優れた豆をジャガーとし、ハニープロセスに仕上げています。 通常のハニーは、水分値10~12%に仕上げた乾燥させたパーチメント豆(殻付きの豆)から脱殻(だっかく)し、生豆にするのですが、ジャガーは 6~8時間pH度と温度を測定しながら一時乾燥させ、水分値55%で脱殻し、生豆で3~4日、天日乾燥しています。 生豆の色は普通のハニーの青みがかった栗色で、スマトラ式の深い青みのかけらもなく、先割れも見られず、スマトラ式とハニープロセスの良い所が合わさったコーヒーです。 ハチミツのような甘い香りとバランスの良い絶妙な酸味が特徴です。 ======== ◇自家焙煎の店 フクモト珈琲◇ https://www.fukumotocoffee.com/ https://www.instagram.com/fukumoto.coffee/ 大阪府東大阪市近江堂2丁目10-49 TEL:06-6725-6172 営業時間: 9:00~19:00 定休日: 日曜・月曜 ======== |