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2019年09月12日(木) 

9月4日、

5時半ごろ目が覚めたらサーッという音が聞こえてきました。カーテンを開けると雨が降っています。昨日の夕方晴れていたので《大丈夫だろう》と思っていたのですが。

雨は強くなったり弱くなったりで、風呂に入っている間は豪雨になっていました。10時3分発の「トロッコ電車」に乗る予定ですが、《これでは駄目か》と思いました。トロッコ客車には屋根はありますが側面はスケスケで雨が降り込みます。最悪の事態を予想して合羽を持ってきていますが、雨の降りようによっては役に立つかどうか分からないし、せっかくの渓谷美を楽しむことができません。

そんな心配をしていましたが、朝食を食べ終わるころには雨が上がりました。気象庁のHPを見ると、今後それほど強い雨は予想されていないので一安心しました。

9時半ごろに宿を出ました。駅までは5分ほどですが、大きな荷物を預けるコインロッカーが満室にならないうちにと、早めに出たのです。

コインロッカーに荷物を入れ、乗車時間が長い(1時間20分)ので、おやつと飲みものを買い、トイレを済ませ、指定された客車に乗り込みました。

発車後間もなく、昨日展望台から見下ろした鉄橋を渡ります。遠くに昨夜泊まったホテルが見えます。手前に見える鉄橋は昔トロッコ電車が走っていた橋で、現在は遊歩道の一部になっています。

橋を渡ると直ぐにトンネルに入り、以後は山の中を黒部川に沿って走ります。

 

鉄橋を渡ってトンネルを抜けると大きなダムが見えてきました。黒部川で最も新しいダム(2001年完成)「宇奈月ダム」です。このダムは黒部川唯一の「多目的ダム」で、主目的の洪水対策(治水)のほか利水と発電にも使われています。(他のダムは全て発電のみを目的としている。)

ダム湖の縁を進んでいくと、湖面上にヨーロッパの古城を思わせる建物が現れました。これは、宇奈月ダムの建設によって水没してしまった「柳河原発電所」に代わるものとして建てられた「新柳河原発電所」です。

 

 

この鉄道は、元々黒部川の電源開発の工事用に関西電力が敷設したもので、現在は「黒部峡谷鉄道」として観光用に利用されていますが、線路設備も乗り心地も周りの風景もワイルド感が横溢しています。その点では、旧山陰線の跡を利用した保津峡のトロッコ列車とは全く違います。

線路は急峻な峡谷を縫うように走ります。普通に線路が敷設できる平地が少ないので、勢いトンネルが多くなります。トンネルは円形断面のものもあれば、谷の側がオープンになっているものもあります。敷地に余裕がないので、車体から顔を出すと極めて危険です。

 

 

ダムと発電所が次々と現れ、ダムから発電所に水を送る水路の橋も見られます。

出発してからしばらくは白濁していた黒部川の水も、上流に行くにしたがって澄んだ水になってきました。空も晴れてきました。

  

 

線路に沿ってコンクリートの構造物がありました。最初は発電用の水路かな?と思っていたのですが、違いました。これは線路が雪に埋もれてしまったときに、歩道として使われる小さなトンネルです。この辺りは豪雪地帯なので、冬季(12月から4月中旬)は運休になりますが、その間も線路の保守点検や雪崩の被害調査などに携わる人が、この中を歩いて行き来するわけです。

 

 

1時間20分乗ってきたトロッコ電車は、定刻に終点の欅平駅に到着しました。

線路はまだ続いていますが、ここから先は関西電力の専用鉄道になります。

(これからあとのことは次回に続く。)


閲覧数41 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2019/09/12 11:59
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