週末に、丸沼で6年ぶりに開催されたエクステラジャパンの、 リレーの部に出場してきました。 エクステラとは、いわばオフロード版のトライアスロン。 オープンウォータースイム、マウンテンバイク、トレイルランの、 3種目で構成されます。 通常は1人3種目やるのですが、リレーは3種目を3人で分担します。 私は最後のトレイルランのパートを担当しました。 エクステラは、大自然の中のエクストリームなコース設定で有名。 特に前回の丸沼大会は凄かったという話を聞いていましたので、 トライアスロンを始める前から、 エクステラのトレランには、是非出たいと思っていました。 (デュアスロンやトレラン単独もあるのです。) 今回、青トラでご一緒しているHさんがエンデュアライフ(EL)で、 リレーの参加者を募集していると聞き、 これはチャンスと「私がトレランパートを担当します!」と、 速攻で手を挙げ、リレーメンバーに加わらせてもらいました。 その後、MTB担当のはずのMさんが都合が悪くなり、欠場に。 ちょうど同じ日に王滝でMTBの大きな大会があることもあって、 なかなか代役が決まりません。 困っていたら、竹谷さんの声がけで、栃木在住のMTBレジェンド、 佐藤健太郎さんが参加してくれることになりました。 これは心強い。我がチームの名前は、佐藤さんに敬意を表して、 「最強助っ人と普通の仲間たち」(笑)。 おまけに、参加者名簿を見たら、リレーエントリーは5組だけ。 一気に上位進出の期待が高まりました。 レース前日、スイム担当のHさんの車で会場入り。 受付を済ませ、ELのメンバーと合流しました。 皆さん、MTBのコースを試走していたようですが、 やはりかなり過酷なコースのようで、 「2割くらいしかバイクに乗れず、あとは押すか担ぐしかない」 と言ってました。マジか~ この試走で既に完走をあきらめたメンバーも多かったようです。 まあ、我がチームは佐藤さんがいるので安心です。 前泊は会場から5Kほど離れたペンション「ストーンアイランド」。 ELのメンバーと一緒に、男女7名で2部屋に泊まりました。 1泊2食で9500円するだけあって、夕食はフレンチのフルコース。 お腹一杯になりました。ビールも大瓶1本飲んじゃいました。 レース当日。6時半に朝食を食べ、7時半にチェックアウト。 車で会場入りして、ナンバリングを済ませます。 私は最後のパートなので、スタートまでまだまだ時間があります。 9時半から競技説明会。11時にスイムスタート。 丸沼の600mコースを2周します。 標高が1400m超あるので、空気が薄いのか、みんな苦しそう。 それでも、スイム担当のHさん、26'32"で無事スイムアップ。 計測バンドをHさんから引き継いで、 MTB担当の佐藤さんが勢いよくコースに飛び出して行きます。 リレーチームの中では3番手。トップとは約7分差です。 MTBコースは25K。佐藤さんなら逆転は容易でしょう。 佐藤さんに目標タイムを聞いたら「3時間」とのことだったので、 14時過ぎにスタンバイかなと思い、昼食を食べることに。 「湖畔亭」で、ゆっくりジンギスカン定食を食べ、 エリート選手の走りなどを見物しつつ、佐藤さんを待ちます。 2時間過ぎた頃、佐藤さんが最後のループに入るのが見えました。 「おっ、結構予定より早いな。あと30分くらいかな。」と思って、 ぶらぶらとトランジションエリアの方に歩いていくと、 後ろから佐藤さんに肩を叩かれました。これにはビックリ。 ラストスパートして2時間20分切りでフィニッシュし、 既にバイクを置いて、私の姿を探していたんだそうです。 慌てて計測バンドを引き継いで、走り出しました。 この時点で我がチームは佐藤さんの激走でトップにたち、 2番手のチームに約5分半の差をつけていました。 引継ぎミスで負けたら私の責任だと、必死で走ります。 トレランコースは、5Kのコースを2周、10Kですが、 実際には3.7Kほどしかないので、7.4Kほどでしょうか。 このぐらいなら、ペース配分を考える必要はありません。 いきなり全力で飛ばします。 最初は丸沼の湖畔を1/3周ほど走ります。 岩場が多く、走りにくいことこの上ありません。 沼や小川もありますが、無視して突っ切ります。 すぐに靴はビショ濡れで、泥だらけ。 湖畔を走り終えると、急登。ロープ場まで登場します。 こういうコースには慣れているので、ガンガン抜きます。 下りのトレイルを駆け下りると舗装路に出ます。 ここは飛ばせるところ。 心拍はバクバクですが、誰にも抜かれるわけにはいきません。 そして再度、山に入り、ロープ場。登りきったら沢を下ります。 沢の脇の道はかえって滑るので、沢の中を走るようにしました。 再び舗装路に出て、1周目が終了。27'28"といいペースです。 2番手チームをさらに引き離したようです。気を緩めず2周目へ。 2周目になると、かなり脚に乳酸が溜まってきます。 しかし、あと3キロちょっと。押し切るしかありません。 急な登りでは荒い息をしながら立ち止まる選手が多数。 どんどんパスして登っていくと「強いなあ~」との声。 まあ、こちらはトレランだけですから。 下りの舗装路では、心拍が上がりすぎて吐き気がしてきましたが、 あと少し。我慢・我慢で走ります。DJの声が聞こえてきました。 「最後は笑顔で」の声に応えて、ガッツポーズでゴール。 2周目も1周目とほぼ同じ27'45"で走りきりました。 ゴール地点で待っていてくれた、 スイム担当のHさん、MTB担当の佐藤さんとガッチリ握手。 2位チームに19'25"の大差をつけ、ぶっちぎりでリレー優勝です! 私のトレランのタイム、55'13"は、エリートでも3番目、 チャンピオンシップでも4番目の好タイム。 まあ、彼らはその前に泳いで、MTB乗ってるんですけどね。 環湖荘で風呂に入って汗を流してから、ELのメンバーを待ちます。 ギリギリにゴールする選手、無念のリタイアの選手、 それぞれのドラマがありました。 17時5分にコースがクローズになり、17時半からパーティ。 焼きそばや焼き鳥、豚汁などが食べ放題。19時半から表彰式。 残念ながら佐藤さんは早めに帰られたので、 代役にSさんを立て3人でステージにあがり、レイをかけてもらい、 スポットライトの中でフォトセッションを経験しました。 優勝賞品は、1st Trail Run と刻印されたビールジョッキ。 副賞にタンブラー、シーブリーズのシャンプーとボディソープ。 20時過ぎに解散。 Hさんの車で送ってもらい、24時前に自宅に帰り着きました。 念願のエクステラに出場できたばかりか、優勝までできて、 最高にハッピーでした。 チームに入れていただいたHさん、最強助っ人の佐藤さん、 ご一緒したELの皆さん、ありがとうございました! |