英国・BBCドキュメンタリーから 麦の代用作物
今朝のBBCで見たドキュメンタリーです。放送内容の詳細は日本のテレビ放送と違いネットで情報を搜しても何も見つかりません。
概要は現在の農地の高度利用では農地の土壌が疲弊して従来の農作物の収穫が激減する。番組では麦をターゲットに麦に代わる”地球を救う穀物?3メートル以上の根を持つ多年生穀物カーンザ”の紹介と・・・・・
・地球を救う穀物?3メートル以上の根を持つ多年生穀物カーンザが農業に革命を起こす https://ideasforgood.jp/2019/05/28/kernza/ ”私たちはカロリーの45%以上を穀物から摂取している。FAO(国連食糧農業機関)によると、2018年〜2019年で1番多く生産された穀物はトウモロコシ(約11億トン)で、2番目が小麦(約7.3億トン)、3番目が精米(約5億トン)とつづく。穀物市場は規模が大きく、たとえば1万年以上もの歴史を持つ小麦は、やはり市場での存在感も大きい。
その中、わずか20年ほど前に誕生し、耕作中の土地が500ヘクタールにも満たないKernza(カーンザ)が、自然環境を守り、農業に革命を起こす穀物として注目されているのをご存知だろうか。アメリカではすでにカーンザを使ったパスタ、ピザ、パンを食べることができ、2019年4月には、同国の大手食品会社であるゼネラル・ミルズがカーンザを使ったシリアルを売り出した。”
番組では昔の自然農法では土壌が過度に使われていなかったので知力も自然に回復していたそうです。
日本でも昔は田畑で作物を栽培していない時期にはれんげ草を育て根つく根粒菌から植物に必要な窒素、リン、カリのうち窒素を田畑に還元していました。
現在では食糧増産の必要も有り、農地の高度利用が進み耕し過ぎなどや化学肥料の使いすぎで本来農地が持っている知力が疲弊しているそうです。
この事の作物側の原因の一つが田畑で栽培されている野菜類の多くが1年草で有ることに着目したのが小麦の代用作物の多年生穀物カーンザだということでした。
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