▼『低温焙煎』を解説する!no,10 ======== フライパンを使って炒め物をするときに『フライパンを加熱しすぎても、逆に冷たい状態でも上手く炒め物が出来なかった』という経験はありませんか? 焙煎機でコーヒー豆を煎る時も、それは同じなのです。 『焙煎機の保有熱の調整』とは、簡単に言えばこれと同じ事なのです。 『焙煎機は鉄の塊です』 焙煎は火力だけでしているのではありません。 『焙煎機全体に蓄熱された熱の総量』で焙煎をしているのです。 これが『保有熱の調整』をする上での基本的な考え方です。 焙煎機には釜の内部温度を示す温度計がついています。 焙煎をする時には、この温度計の温度表示を頼りに焙煎をしているのですが、表示されている温度は『あくまでも窯内部の表面的な温度』を示しているだけにすぎません。 焙煎機全体でどれだけの熱量が蓄熱されているかと言う事は、温度計の表示だけでは知ることはできないのです。 『保有熱の調整』をしないままに焙煎を続けて行くと『同じ温度・同じ火力』で焙煎をしているのに次第に温度上昇するスピードが速くなり、煎り上がりの時間も早くなってきます。 それでも、上手く豆が煎られていると良いのですが、必ず火の通りが悪く『豆内部は生焼け』の不良焙煎の豆が出来上がってきます。 つまり火力オーバーで豆の表面だけが煎られた状態になるのです。 夏の暑い時期は、外気の高温も加わって更に火力(熱量)オーバーの状態に拍車がかかるという構図です。 『焙煎機の保有熱の調整』と言うことに気づくまでは、嫌と言うほどこの失敗を繰り返してきましたが『保有熱調整の行程』を取り入れることで、焙煎機全体の熱量をコントロールできるようになったのです。 この続きは次回で ======== ▼ゆいトレクーポン』販売中です! https://hyocom.jp/shop/ ======== ======== ◇自家焙煎の店 フクモト珈琲◇ https://www.fukumotocoffee.com/ https://www.facebook.com/fukumotocoffee/ https://www.instagram.com/fukumoto.coffee/ https://twitter.com/fukumotocoffee https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/ 大阪府東大阪市近江堂2丁目10-49 TEL:06-6725-6172 営業時間: 9:00~19:00 定休日: 日曜・月曜 ======== |