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2020年09月14日(月) 
5.オンライン授業でのコミュニケーションロスを補完する工夫

 オンライン授業でもっとも気をつけなくてはならないことが、現実に顔を合わせることがない関係から生じるコミュニケーションロスだと思います。机を並べて冗長的な会話もできるキャンパス内での環境と違い、非常に緊張感の高い(居眠りをしている学生などいない) 授業時間だけの中では、不足するコミュニケーションを補うことは不可能に近いため、毎回授業後に課している「リフレクション」を利用することにしました。

5.1 リフレクションによるコミュニケーション
 サイバー社会論では、授業中に質問や発言をすると加点される仕組みにしています。しかしオンラインでは「手を上げる」や「チャット」の機能はあっても、普段と比較にならないほどコミュニケーションのハードルは高くなります。
 そこで、ひょこむのコミュニティに投稿されたすべてのリフレクションに、教員が指導的なコメントを入れて、これに反応した学生に加点することとしました。
 
 その結果、半数以上の学生がコメントに返信を行うようになり、また何度も突っ込んで質問をする学生も増えてきました。最初のうちは、短文で簡潔な文章が少なくなかったリフレクションですが、最終回近くになるときちんとした考察と素晴らしい表現で見事にまとめられたものが多くなり、リフレクションのやりとりでも学生がしっかり育ったことを確認することができました。
 
5.2 社会人メンターと学生の「共育」
 授業が終了して学生がオフラインになったあと、メンター*8として指導してくれている社会人(以下、社会人メンター)がそのままzoom会議室に残り、毎回30分程度の振り返りを行いました。それぞれが担当したグループでの議論や授業全体の進行、課題の意義やあり方についてまで、それぞれの経験や知見を基に意見交換を行いました。
 
 学生が会議室に参加する前に(学生は「待合室」を使って待機し、一斉にまとめて入室)、社会人メンターたちで行う当日打ち合わせと併せて、これらの時間が全体の円滑かつ効果的な進行に大いに役立っていました。
 
 このように、メンターを担ってくれた社会人が、事前打ち合わせと事後のリフレクションを行い、「学び」について対話し組み立てていくプロセスを、時間をかけて大切にしてきたことが特筆されます。社会的に成功した人ほど、学生のコミュニケーション力不足が目に付き、どうしても「指導」に傾斜しやすくなります。サイバー社会論でも、最初のうちにはこの傾向がみられました。

 しかし、メンター役の社会人が、機が熟すのを待つことを納得し、我慢して行動したことで、学生との歯車が上手く回りだしました。学生にとっても、社会人メンターにとっても、自分たちが一緒に学んでいるという体感が、相互の共感につながっていったのです。
オンラインで社会人同士が正確に情報共有できたからこそ、ともに育ちあう「共育」が可能となったといえます。

*8 仕事上(または人生)の指導者、助言者の意味。 メンター制度とは、企業において、新入社員などの精神的なサポートをするために、専任者をもうける制度のことで、日本におけるOJT制度が元になっている。
 

閲覧数44 カテゴリロンブン 投稿日時2020/09/14 13:50
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