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2020年09月14日(月) 
8.「学修活動と授業に関する調査」にみる完全オンラインのサイバー社会論の評価
 
 関西学院大学では、2005年度から統一的な方式で全学的に学生による「学修活動と授業に関する調査」を実施しています。この調査の目的は、教員の能力を判定するものではなく、寄せられた評価や意見をもとに、授業担当者が次年度以降の授業内容や方法の改善に取り組むことや、授業環境について組織的な改善に結びつけることです。
学生の評価は、概ね彼らが授業にどのように取り組んできたかを表しているので、授業の改善には大変役に立つ情報ソースとなっています。
 
 例年は対面の授業時間内に、マークシートに記入・回収していましたが、今年はオンライン授業であったため、期限(6月25日~7月5日)を区切ってLUNA(学内LMS)を使い無記名で提出を求めました。サイバー社会論では、履修生53名中37名(回収率約7割)が回答しています。
 
 学生たちの回答は、大学高等教育推進センターによって集計され、当該授業だけでなく全学平均、学部等平均とともにフィードバックされるので、授業改善への具体的な方策を検討することができます。今回はこれを、オンライン授業として実施したサイバー社会論において、学生たちがどのように取り組んで来たかに関し客観的に評価する指標として、設問の項目別に考察してみました。
 
8.1 授業内容に関する調査結果
 毎回論文を読み、授業を受け、リフレクションを提出するサイバー社会論は、もともと「授業時間外学習」を必要とする講義です。アクティブラーニングをスムーズに実施するために、例年は100名前後の履修希望者に、手間のかかる授業であることを説明して本気で取り組めない学生に履修変更を促していました(今年はややソフトに対応)。
 
(表4) 「学修活動と授業に関する調査」授業に関する評価結果(抜粋)
 
授業はオンラインになりましたが、進行や課題などはほぼ例年通りの内容にしているので、Q3にある「授業時間外学習」が全学や学部の平均と比較してかなり高いのは理解できます。よって、Q4の「積極的取り組み」がなければ授業についてこれないわけで、その結果としてQ5「資質・能力の向上」があるのは当然のことと考えられます。
 
 苦労して授業をこなしながらも、Q6「授業の満足度」が平均より高いということは、普段の授業の積み上げに加えて、最終発表を前にしてグループでの準備を通した達成感や充実感を感じていたのではないかと思われます。
 
 サイバー社会論では、LUNA(学内LMS)を利用することなく、zoomによるリアルタイムオンライン授業以外に、地域SNS「ひょこむ」に設置したコミュニティに文献・動画・資料を登録して、リフレクションの提出も行いました。本来であれば初めて使う地域SNSに戸惑うと思われましたが、Q.11「コンテンツへのアクセス」では、全学・学部の平均と比較して技術的なハードルは低かったという結果になりました。
 
 Q.14「課題等のフィードバック」について、全学・学部と比べて非常に高い評価となっているのは、学生が提出する毎回のリフレクションにすべてコメントを送り、学びの深化を促したことによります。また、グループディスカッションにおける社会人メンターとのコミュニケーションが、学生に都度の振り返りを促したことにあると思われます。これは、Q.17の「理解度の確認」にも効果を与えているのでしょう。
 

閲覧数48 カテゴリロンブン 投稿日時2020/09/14 14:52
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