「たたきあげ」を謳い文句に誕生した菅総理だが、蓋を開けてみると、こういう人物を選ばざるを得なかった自民党もそろそろ終末期かなと思う。 連日マスコミを賑わしている日本学術会議会員の任命問題、学術会議から推薦された人物のうちの6名を任命しなかった理由を問われて、「法律に従って適切に」とか「総合的、俯瞰的に」などと、訳の分からない答弁を自信たっぷりに繰り返している。法律のどこにそんなことが書かれているのか、「適切に」「総合的、俯瞰的」とはどういうことなのか、具体的に答えようとはしない。そんなことを言っていると疑念が増すだけだ。そのうえ「学術会議に10億円を支出している」などと言う。《10億円もやってるのだから政府に従え》と言わんばかりだ。 それより、「政府の方針に反する意見を持った人物は任命できない」と、はっきり言うたらどうなんや!。よう言わんのか、腰抜けめ。 安倍内閣時代の森友・加計・桜を見る会問題など、従前から政府の答弁はいつもこういうもので、《そのうちにほとぼりが冷めるだろう》というのが彼らの本心だろうが、今回ばかりは腹に据えかねる。 国民をなめたらいかんぜよ! |