父が亡くなって10年経ちました。 亡くなってしばらくしてから父の本で価値のありそうな?本を選んで古本屋さんへ持っていきましたが数百円にしかならずそれ以来整理することをやめてしまいました。 館山市に民間の戦争資料を集めた図書室がオープンした、という新聞記事を見て 「これだ!」と思いました。 父の本棚いっぱいにある戦争関連の本を寄贈しようと思い立ったのです。 先方に連絡するととてもよろこんでもらえました。 母がまともなときに本の寄贈をしたい、というと快くうなずいてくれました。 それらしい本を本棚から拾い出して本を確認、端から箱詰めしていきました。 二・二六事件やら国防、憲法の本も山のようにあります。 とにかく父は1日中本を読んでいたので膨大な本がありました。 だいぶ自分で処分したり、寄贈したりしたようなのですが、空いた本棚にまた本を買って並べていたのです。 父の青春は戦争時代でした。 その中にあってもとてもおだやかでやさしい青年だったということです。 でも、戦争だけは許せなかったのでしょう。 なぜ戦争をすることになったのか、ずっとずっとひとりで考えて生きてきたのです。 何冊か読むために家へ持って帰ってきました。 とても読む気にはなれませんでした。 実家で読んだほうがいいようです。 館山に行ったらこんどは図書室に行ってみようと思っています。 ちいコミ・永遠の図書室が紹介されています https://chiicomi.com/press/108484/ 写真3 沖縄・摩文仁の丘 |