1月24日(2005年)、ベトナムの旅 3日目になりました。
この日はべトナム戦争当時の<クチの地下トンネル>観光の後, 途中には大した観光地は無いようです。
午前中はクチの地下トンネル観光です。今日もバスで移動です。 観光後ホーチミンに戻り、昼食を済ませホテルに戻った後2時間ほど自由時間が有ります。
南ベトナムの政策・体制に不満を持つ人たちが<南ベトナム解放民族戦線>を結成し、南北統一を図ろうと政権に対し戦いを挑み内戦状態になったのです。 南北に分かれていたベトナムの、南と北が戦った戦争と言うより南側の政権に反対する人たち(南ベトナム解放民族戦線)と南政権の戦いだったようです。
まず、日本語版のビデオによりクチの街や地下トンネルの説明が有ります。
地下トンネルは南ベトナムの首都サイゴンやその近くのクチなどに解放軍が掘ったもので
観光するのはその一部です。
こんな出入口も有りました。
これも人がやっと通れる大きさの出入り口です。
平地にも枯れ葉や草などで隠された出入口がたくさん有り、
地下トンネルに、観光客が入れる部分も有りました。
トンネルの一部は掘り広げられ、通りやすくしてあると言うことです。
一部照明されている(? あるいは近くの出入り口の蓋を開けて外の光を入れている?)所も有りますがほとんど真っ暗、当時は全く照明など無かったのでしょう。
入口は観光用に造られているのですんなり入れますが、中はそうはいきません。
所によっては四つん這いになりたいくらい低い所もあり、あまりの窮屈さに中に入ったのを後悔するひと時も有りました。
100メートルコースと30メートルコースが有りましたが 私は30メートルコースに入りました。
それでも、外に出た時はほっとしました。
250メートルにも及ぶこの地下トンネル、重機などもちろん掘削機なども有りません。
使われた道具は、こんな程度の物だったそうです。
地下トンネルは、解放軍が隠れてゲリラ活動の拠点としていたのですが
落とし穴を見学できる所もありました。 当時の解放軍の服装をした係員が落とし穴の中を覗いている情景です。
落とし穴の外側は枯れ葉や草などで覆われ周囲の地面と変わらぬように偽装されていて、
その下には活け花の剣山を大きくしたような槍のように鋭い棒が何本も立っていて
このような戦争の残骸を見ると平和なことがとてもありがたく思えました。
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