「ソルベーグの歌」は美しい曲だ。聴くたびに《本当に美しい》と思う。 この曲は、ノルウェーの作曲家グリーグが作った劇付随音楽「ペール・ギュント」の中の一曲で、ソプラノで歌われる。グリーグが曲を付けた戯曲「ペール・ギュント」は、同じくノルウェーの詩人・劇作家イプセンの作である。 https://www.youtube.com/watch?v=WRsE5QI_TZE この動画で歌っているシセル・シルシェブーはノルウェーのソプラノで、透明で優しい声が素晴らしい。歌詞はもちろんノルウェー語で、自国が誇る大詩人と大作曲家の作品を見事に歌いきっている。
僕が初めてこの曲を聴いたのはたぶん10代のころで、ラジオから流れていたのであろう。随分昔のことでよく覚えていないが、歌っていたソプラノは伊藤京子だったように思う。 歌詞は日本語で、堀内敬三の名訳である。 冬は行きて春過ぎて 春過ぎて 生きてなお君世にまさば 君世にまさば |