いいお天気になったので、花を見に街を歩いてきました。 歩いたところは、わが家のある八幡市男山から枚方市楠葉へ入ったところで、下の地図のAまでバスで行き、そこから青い線のルートでEまで歩きました。
バスを降りたところから道路の向い側を見ると、きれいに刈り込まれたヒラドツツジが見えます。いちばん大きなものは直径が優に2mを超えていますが、このように形を整え花を咲かせるのには不断の手入れが必要で、お見事!と言うほかありません。 この場所は歩道の広くなった部分で、この植込みは防護柵などと同じく道路の付属物ですから、道路管理者の枚方市もなかなかやりますねぇ。
少し東へ歩いたところに小ぎれいな美容室があって、その店頭が花で飾られていました。コデマリの白さが目を惹きます。
更に進むと斜め右に入る道があり、入口に「天満川緑道」と書いてあります。水路跡を利用した歩行者専用道路で、ここでもヒラドツツジが咲いていました。(B)
緑道は200mあまりで終わり、住宅地の中を500mほど歩くと深い森の前に出ます。日本書紀によると、継体天皇が越前から河内~大和へ上る途中この地に一時滞在して即位したとされ、今も「樟葉宮(くずはのみや)跡」として顕彰されています。 鬱蒼と茂った木々の下では薄紫の花が咲いていました。大阪近郊の里山などでよく見られるモチツツジです。
その森の一角に設けられた児童公園には藤棚があって、小さいながらもきれいな形の花がたくさんぶら下がっていました。
更に東へ進むと、八幡市との境界にあたる崖の下にある公園では、白い藤の花が見られました。この辺りで白い花の藤が見られるのはここだけです。(Ⅽ) 左奥に見える木には紫の花が咲く(右の写真)のですが、今日は花も蕾もなかったので散り終わってしまったのかもしれません。 この白い藤は花びらが大きくて丸く、房は長く伸びないようです。下のベンチで休んでいると、ほのかな花の香りが漂ってきて、ブンブンと蜂が飛び回っているのが見えました。
公園を出て、瀟洒な住宅が建ち並ぶ街を南へ歩いていくと、モッコウバラが見ごろになっているお宅がありました。
街角で見かけたお地蔵さんには、生き生きとした花が供えられていました。
楠葉東公園(Ⅾ)の藤棚でも花は最盛期でした。ここはかなり大きな公園ですが、現在地下貯水池の工事が行われているので、訪れる人は疎らでした。
このあとも街なかに咲いている花々を眺めながら、駅前のくずはモール(E)までの1kmあまりを楽しく歩きました。今日の枚方市は最高気温が19.2℃もあったので、歩いていると暑いくらいでしたが、風が爽やかで気持のよい3kmほどの散策でした。 |