姫路(兵庫県)から津山を経由して新見(岡山県)に至るJR西日本のローカル線が「姫新線」。 この利用促進事業として町役場や地元ボランティアが協働して実施された「「栗ひろい&宿場散策バスツアー」に参加してきました。 午前10時前に最寄り駅から「播磨新宮行き」の普通列車に乗車。「佐用行き」に乗り継いで、稲刈り前で黄金色に輝く田園風景の中を約1時間。 集合場所の役場前にある佐用駅に到着しました。 駐車場には地元事業者による大型バスが2台。 参加者は50名でしたが、ソーシャルディスタンスを保てるように1シートひとりという余裕の座席でした。 最初の目的地は、住民主体の村おこしで有名な「江川地区」。 昨年までは「ハイキング」というテーマで、9キロの距離を徒歩で往復するという荒行だったそうですが、今年はバスで快適に移動させてもらえました。 江川に到着すると、順次受付をしてから、いざ栗拾いのために「」久保栗園」に。なんと親友のお父さんが経営する農園でした(笑) 「今年は不作で申し訳ない」という言葉も裏腹に、1キロ用のカゴがはち切れんばかりに大きな栗を詰めて、大喜びの栗拾いでした♪ 初めてご参加の方でしょうか、「ほんま、ええとこやね~」と連覇つて呟いておられましたが、殺伐とした現代社内の中で、やさしく心を癒やしてくれる懐かしい日本の原風景いっぱいの地域でした。 廃校になっていまは「ドローンスクール」に生まれ変わっている江川小学校。 江川は「陰陽師の里」。ライバルだったと伝えられる安倍晴明と蘆屋道満の墓石が、谷を挟んで対峙しているという占星術に最適の風水の地です。 そんな土地で、地域てづくりで始めたイベントが「スターゲート」。陰陽師の里・江川て開催する星のお祭りです。 お昼は校舎全体を使用したマーケット&マルシェとロックライブのお祭り。夜は星空の下で天文学者と一緒に星空観察&キャンピング。なんとも美味しい企画です。 スターゲートで、たくさんの友人たちと会話を楽しみながら、名物「道満カレー」やクラフトビールを頂き、見事にドローンを操る小学生を声援して、しばらくの時間を楽しみました。 江川をあとにして向かったのは、宿場町・平福。因幡街道の本陣として、大いに栄えたいにしえの雰囲気を残す街並みは、とても見事でした。 ほんの数年前までは、観光地というより史跡というイメージでしたが、その歴史と文化を大切にしながら、観光客にもわかりやすい地域の見える化を目指して頑張っておられることが、あちこちに散見されて素晴らしかったです。 帰りはもちろん「姫新線」。ふたりで2キロの栗とお土産の地場産品を抱えての帰路でしたが、往復の列車には乗車する人が多く、座席はどちらも満席状態でした。 ローカル線、これからも機会があれば積極的に利用させて頂きます。 栗は早速調理して、美味しい「マロンペースト」になりました。 季節の味とツアーの余韻を楽しんでいます。 お世話下さったみなさまに、心から御礼申し上げます。 |