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2021年10月20日(水) 

南極海やアイスランド海域のヒゲクジラの鯨肉を材料とした「髭鯨肉大和煮缶詰」を頂きました。

 

日本では飛鳥時代に仏教が伝来すると、その影響から一般に肉食が禁止され、主に魚食から動物性タンパクを摂取してきました。
当時は鯨も海の幸として魚と同類と見なされていたため、貴重な食材として取り扱われ、江戸初期までは饗応料理や献上品として用いられていたそうです。

 

江戸時代初期には、鯨組による組織的な捕鯨が始まり、網取り式捕鯨と呼ばれる効率的な漁法が開発されると鯨の供給量は大幅に増加します。
江戸時代中期頃には庶民の食べ物となり、各地に鯨食文化が根付いていきました。

 

一方、江戸時代後期に米国の捕鯨船が日本近海で鯨を乱獲した結果、資源状態が著しく悪化したため、日本の沿岸捕鯨は一時衰退を余儀なくされます。
しかし、明治時代後期にノルウェーから捕鯨砲による近代捕鯨が導入されると、鯨の供給量も回復し、鯨食文化は途絶えることなく継承されていきます。

 

第二次世界大戦の敗戦後の食糧難の時代、日本人を栄養面から救ったのも鯨でした。1962年までは国民一人当たりの食肉供給量において鯨が牛、豚、鶏を上回っていたくらい。鯨肉は栄養価の高い安価な食材として庶民の食生活を支え、学校給食でも子どもたちの健康を育む重要なメニューとして供されてきました。

 

1970年前後から欧米を中心に反捕鯨運動が巻き起こり、それとともに鯨の捕獲規制が強化され、鯨の供給量は年々減少。1987年に商業捕鯨が停止されると鯨は高級食材として日常の食卓から遠ざかってしまいます。
(一般社団法人 日本捕鯨協会HPより)

 

ということで、食卓や給食でおなじみだった鯨料理。今では高嶺の花になっていますが、今夜は懐かしい「昭和の味」を楽しみたいと思います♪

共感してくれる人は、きっと還暦を過ぎているかも~(笑)

 


閲覧数276 カテゴリ日記 投稿日時2021/10/20 11:00
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