弘法大師によって1200年も前に開かれた、聖地・高野山。 信長の焼き討ちにもあわず、当時からの塔頭が今でも残る、日本を代表する一大宗教都市です。
2020年7月にリニューアルされた極楽橋駅は、駅全体がひと足ごとに心が洗われる聖地への旅へ誘う天空への入り口としてデザインされていました。
電車側からケーブルカー側へと続くコンコースに、6枚のフラッグを設置されています。 「俗世=黒」の世界から「聖域=赤」の世界へ足を踏み入れていく様子を、フラッグのグラデーションによって表現しています。
リニューアルにあわせて導入された、2両×2編成(4両)あるケーブルカー。 車内の天井は、それぞれ違うデザインで装飾されていました。 ピカピカの車両は、全長0.8Km、高低差328mで東京タワーとほぼ同じ高さを約5分で一気に昇り、天上の聖域へと導いてくれました。
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