釜飯の「つくも食堂」とごまとうふの「角濱ごまとうふ総本舗」で昼食を済ませ、大門で合流した一行は、奥の院と並んで「高野山二大聖地」と呼ばれている壇上伽藍に徒歩で向かいました。
高野山内の道路は、車が行き交う際には歩行者が脇によらないと危険なくらい道幅が狭いところがたくさんあります。道の両脇には、宗教都市らしく仏教とかかわるさまざまなお店が軒を並べていて、一般の観光地とはひと味違うショッピングが楽しめます。
壇上伽藍は、弘法大師・空海が高野山を開山した際、真っ先に造営に取り組んだ場所。密教思想に基づく曼荼羅(まんだら)の世界観を具現化したものといわれていて、高野山全体の総本堂の「金堂」や高野山のシンボルともいえる高さ48.5mの「根本大塔」など19もの諸堂が建ち並んでいます。
高野山で弘法大師が入定した日(命日)が、3月21日と伝えられることから、毎月21日は「お大師さんの日」と定められています。
21日もいろんなイベントがありますが、総本山金剛峯寺前で開催される「報恩高野市」は、お大師さまからのご加護の感謝の気持ちと高野町の様々な魅力を知ってもらおうと、今風に言えばマルシェのようなものでした。 |