黒部ダムには富山県側からでも長野県側からでも行くことが出来ます。

ダムだけを訪れるなら長野県側から行った方がずっと楽です。

写真は2015年11月、長野県側から黒部ダムまで行き、ダム観光を済ませた後また長野県側に戻った家族旅行の時のものです。

先ず、関東組の私と二男それぞれの夫婦はJRで信濃大町迄行き、車で加古川(兵庫県)から走って来た関西組の長男夫妻と落ち合います。

大町市内の大町温泉郷に１泊し、翌日黒部ダムに向かいました。

黒部ダムまで車で行くことは出来ません。

途中の扇沢というところで車を降り、トロリーバスでダムまで行かなければなりません（この区間は開通当初からトロリーバスが運行されていたのですが2018年いっぱいで車両が入れ替えられ、2019年からは充電式電気バスで運行されるようになりました）。

自動車は扇沢の駐車場に預け、全員トロリーバスに乗り換えです。

トロリーバスは全線地下道（トンネル）を走り黒部ダムの手前のトンネルの中に終点「黒部ダム」停留所が有ります。
案内図を見ると、この間大きな上り下りは無いようです。

終点のバス停を降りると２つのコースに分かれます。
一つは階段２２０段を上がり展望台に出ます。

ダム建設時の資材運搬用のトンネル工事で＜大破砕帯＞に行き当たりとても大変な工事になったことは有名な話で「黒部の太陽」と言う石原裕次郎主演の映画になったことは良く知られるところです。

その大破砕帯をせき止め、工事は完成に一歩進んだのですが、この破砕帯から出る湧水を飲むことが出来る場所が有ります。

もう一つのコースは階段を６０段下りダムに出ることが出来ます。

階段を登り展望台に出ます。

薄暗いトンネルから出て明るい外に出て、まず目に入ったのはダムです。
知らない人などいないくらい有名な日本一のダム・・・、感無量です。

この時期は観光放水をしている時期だそうで、なかなか壮観なシーンを満喫することが出来ました。。

いつも放水をしている訳では無いので、放水口部分をちょっと大きめに撮影。

周辺を見てみます。
ちょっと風景写真家気取りで、近くの赤い実がきれいに実った木とあまり遠くない山を撮影・・・

ダムの下流方向の光景です。中央部の奥の岩山は南峰と言う山です。

写真中央部の白く光っているのは黒部川、ダムの下流です。

L字型の底辺のように右側から来ているのは、ダムからの流れではなくダムよりずっと下流での支流です。

ダムから流れて行った黒部川はその手前の方にちょっと見えている白い部分です。

更にその先の雪をかぶっている山は、北アルプスの北部、唐松岳や白馬岳辺りが見えているのかと思います。

ダム湖の方に目をやります。

ダム湖に注ぐ黒部川は左右から迫る山麓の間を右方向から流れて来ます。
その先の遠方、青っぽく見えているのは北アルプスの中心辺り、と言うか黒部から見ると南方向、槍ヶ岳や穂高岳の辺りの山々でしょう。

黒部湖観光船がいつの間にか帰ってきたようです。
乗り場はダムの富山側に有り、３０分ほど黒部湖を回り観光できるようです。

このあと、長い階段を下り放水口の高さまで下り放水口辺りのダム観光をします。