本日のタンゴは「バリオ レオ(Barrio reo)/安らぐ街」です。下のURLでページを閲覧ください。 https://www-todotango-com.translate.goog/musica/tem…_tr_pto=sc 曲タイトルが物騒にも"犯罪者の近所"となってますが、ルンファルド形容詞"reo"の翻訳でズレが生じているためです。一旦ルンファルド辞典で"reo/a"を前後関係などから適切な言葉"dícese del que vive alegremente, sin preocupaciones y no se inquieta por las apariencias"を選び「見た目も気にせず、幸せに暮らす」と翻訳する必要があります。 (ルンファルド辞典はTodotangoにも https://www.todotango.com/comunidad/lunfardo/termin…?p=reo%2fa その他にもネット上にあります。) ではプレイヤーをスタートさせ下のカブキの訳詩を見ながら聴いてください。 歌詞と対訳 作曲したのはロベルト・フガソ(Roberto Fugazot)です。フガソは丁度120年前の今日6月20日にモンテビデオで生まれてます。 更に詳しい経歴は名前をクリックして"RobertoFugazot-HoracioLorienteによるプロフィール"とか"ガーデルとロベルト・フガゾット"をクリックして閲覧できます。 "barrio"もGoogle翻訳ソフトは"近所"という訳になりますが、正しくはブエノスアイレス市に置かれた行政区割りのことです。通常は"barrio de"はつけず大文字で始まる固有名詞La Boca(ラ ボカ)とかAlmagro(アルマグロ)だけで表わします。歴史的に行政的に同業者とか同じようなステータスの人々が集ってつくったものでそれぞれに特徴を持っており、現在48区域が存在します。 この歌に出てくるバリオは呼び名もなく詩人の想像上のもので実在しません。詩では住人皆が小さな牧場を持っていて高齢になっても気楽に歌って暮らしているというものです。 |