先日(7/15~19)、ルスツリゾートを拠点に開催された、 久保埜一輝コーチ主催の、ルスツ×洞爺湖合宿に参加したのですが、 何と合宿初日に落車してしまいました。 合宿自体は7/16~18でルスツリゾート2泊ですが、 これだと航空券がバカ高いので、7/15イン、19アウトにして、 前後日を千歳泊にしました。 7/15、天気予報があまりよくないのを心配しつつ、 15:35羽田発の便で新千歳空港へ。 空港でレンタカーに乗り換え(4泊5日で15000円)、 千歳市のホテルクラッセステイ千歳にチェックイン。 この日はすぐ近くの「増毛漁港直送 遠藤水産」へ。 生ラム焼肉定食に海鮮珍味3種盛り、大ジョッキで夕食。 翌日、無料サービスの朝食を食べ、8時過ぎにルスツに向けて出発。 支笏湖経由の一般道ルートで2時間半ほどで到着し、 集合時間前に近くの「みゆきドライブイン」でホタテフライカレー。 12時にバイクを組み立てて集合。この日はそれまで雨模様でしたが、 雨も止んだので、予定通りバイク練習に行くことに。 50人近い参加者全員で記念写真を撮った後、 12:37に上・中・初級の3グループに分かれてバイクスタート。 私はAve.29kph以上という上級組に入りました。 コーチは久保埜コーチで、先導は北海道チャンプの古謝さん。 みんなで適当に先頭交代しつつ走ります。 上級組だけあって、さすがに皆さん速いですが、 ついていけないほどではありません。 途中、私が先頭を牽いている時、道を間違えたようで、 気づいたら後ろに誰もいませんでした。 慌ててサイコンを頼りに集団に復帰。 36K地点の細川たかしを讃える碑で止まり、久保埜コーチから、 「ここから5Kは各自のペースで頑張ってください」とのこと。 それでも、抜いたり抜かれたりで、結局、 最後はみんな集団になってしまいました。 41K地点のダチョウ牧場で小休止。 ここまで1:22、平均190wとさすがに上級組、なかなかのペースです。 この日の目的地、高橋牧場まではあと10K。14:30過ぎに到着。 広大な牧場を眺めつつ、搾りたて牛乳のソフトクリームをいただき、 14:57に折り返し。帰りはルスツリゾートまでの30K弱。 4~5番目位で出ましたが、先頭3名はかなりペースが速いです。 途中からじわじわ離されて単独走になってしまい、 後ろから来た5名ほどに追いつかれたので、 集団の最後尾について足を休めます。 距離にして残り13Kほどの地点で、前走者との距離が近づいたかな、 と思った瞬間から記憶が飛んでいます。 周囲を走っていた方の話では、 「パーンという音がして、前輪がバーストし、落車したようだ」 ということでした。 確かに、後日、前輪を見ると、タイヤ横が数センチ裂けていました。 何か鋭利なものを踏んだか、前走者の後輪にハスったかでしょうか。 高速走行時に、全くブレーキをかける余裕もなく落車したので、 衝撃はかなりのものだったと思われます。 それにしても、最後尾で、誰も巻き添えにしなくてよかったです。 気がついたら救急車の中。 救急隊員にいろいろ聞かれましたが、最初のうちは、 自分がどこにいるのかさえ分からない状態でした。 警察の事故調査も含め、病院に同行してくれた青トラのIさんが、 いろいろ答えてくれたようです。ありがとうございます。 そのうちに徐々に記憶が蘇ってきて、ようやく、 救急隊員の問いかけにまともに応答できるようになってきました。 倶知安厚生病院に救急搬送され、動ける状態ではないので、 ジャージなどはハサミで切り取られ、すぐに頭部CTを撮影。 顔面左半分は血だらけで、前歯は2本折れ、口も切れて、 身体の各所の擦過傷も酷く、満身創痍状態。 顔は傷が酷くて付着した泥や砂さえ取り切れない状態でした。 診断の結果、脳や骨に損傷はないものの、 頚椎ダメージによる両手の痺れが出ているとのこと。 頭首部に強い衝撃が加わったため、後から症状が出る可能性もあり、 経過観察の必要があるということで、そのまま入院。 擦過傷はもちろん痛いのですが、両手が痺れるように痛いです。 以前落車して頸椎突起にヒビが入った時より酷い感じです。 急だったので、病院ではこの日の夕食は準備できず、 病院内コンビニも閉店してしまったとのことで、 Iさんに夕食を買ってきて欲しい旨メッセージを送りましたが、 うまく伝わらなかったようで、この日は結局夕食抜き。 「今頃はルスツリゾートで美味しい夕食食べてるはずだったのに」 などとひもじさに耐えつつ、 「合宿復帰は無理でも、できれば予定通りの便で帰京したいなあ」 などと考えて、なるべく痛みを訴えるのは我慢していましたが、 夜中にとうとう我慢しきれずにナースコール。 優しい看護師さんが、痛み止めの注射を打ってくれましたが、 それでもなかなか痛みはおさまらず、絶望的な気持ちになりました。 翌日、主治医の回診で、「特に脳や骨などには異常がなく、 今後の治療としては自然治癒に任せるしかないので、 退院できるようであれば退院していいですよ」と言われ、 ちょっと拍子抜け。 とにかく、痛みを何とかしないといけません。 この日から、飲み薬の痛み止め(トアラセットDSEP)と、 副作用の吐気止め(メトクロプラミド)を処方してもらいました。 これが実によく効きます。飲んでいる間は痛みが治まりますが、 飲むのを止めると途端にまた痛みがぶり返します。 それでも、1週間分薬を出してもらったので、 とりあえず薬に頼りつつ、予定通り帰京することを決意。 落車したバイクはトライアスロンショップを経営する、 久保埜コーチのお父様に見ていただきましたが、 タイヤ以外は問題なさそうでホッとしました。 2日間、病院で入院生活を送った後、7/18に退院。 サポートスタッフのHさんが、私の借りたレンタカーで、 病院まで迎えに来て、千歳まで送ってくださいました。 本当にありがとうございます。 この日は千歳に泊まり、7/19朝、予定通りの便で帰京。 ダメージが酷いので、しばらく回復には時間がかかりそうですが、 レースも9月上旬までないので、じっくり治したいと思います。 |