この時期に増えるのが落雷によるパソコンのトラブルです。
午後に夕立が有り雷が鳴ったらパソコンの修理やデータ復元は作業中止にします。近くに落雷が有ればアースなどを伝わって家庭内に落雷による影響が出て、パソコンが壊れることが有ります。
最近、落雷の被害でパソコンが壊れたお客さんが修理に持ち込まれた時お話を聞くことが出来ました。
直接の落雷では無かったようですが近くに落雷して停電したそうです。落雷によるパソコンのトラブルはご存知だったそうで、雷鳴を感じたらすぐにパソコンの電源を切り、テーブルタップの個別スイッチを切られたそうです。
話の流れでうっかり同意しましたが、”テーブルタップの個別スイッチを切る”ことは落雷の被害防止にはなりません。
テーブルタップの個別スイッチは家庭用交流100Vの片線しか切れないはずです。家庭用照明のスイッチも普通は片線しか切れないスイッチを使っています。正常な工事が行われていれば電球の交換に危険は有りませんが工事にミスが有ればスイッチを切っても危険です。安全確保のためにはブレーカーを切るべきです。
家庭用100Vコンセントにも極性がありよく見ると差込口の形状が違います。パソコンの普及期には電源ケーブルもアース付きの3線方式で指し間違いが起きない形状でしたが変換アダプターの使用で極性が無視されるようになったようです。
確実な落雷の被害防止にはテーブルタップの個別スイッチを切るよりテーブルタップのコードを外すほうが確実です。ついでにLANケーブルも外して下さい。落雷の被害が有線LANポートに出る例も多いのです。
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