昔は、蒸気機関車はどこの国でも走っていました。
今、実用として使われている鉄道は数えるほどになってしまいました。 実用としては使われていませんが、観光用あるいは何かの記念として運転されることがある国はいくつもあります。 日本もその例でしょう。
タイも同様ですが、毎年、年に何回かの日を記念して蒸気機関車を運転しています。
それは別途紹介するとして、駅前などに保存されているいくつかの例を紹介したいと思います。 私の知る限り、 駅前などに蒸気機関車を展示している鉄道はタイ国鉄が世界一ではないかと思います。
というわけで、まずタイの駅前機関車を紹介したいと思います。
最初はタイ国鉄の北のはずれ駅であるチェンマイ駅前機関車です。
と、言いながらチェンマイには何回も行っているのに、チェンマイ駅には2回しか行っていません。 都心から離れているからです。
1回目は、1985年9月。 私が初めてタイに行った時です(出張)。 その頃のチェンマイ駅は小さな田舎駅でした。
2回目は、2019年12月。 立派な駅舎になっていました。
1回目はチェンマイに仕事が有りバンコクから飛行機で行きました。
市内でいくつかの会社を訪問し、途中でチェンマイ駅に立ち寄りました。 私が鉄道好きということを言っていないのに駅に案内してくれたのは、 現地の同行者が鉄道好きだったのかもしれません。
駅前広場に2両の蒸気機関車が展示してありました。
テンダー機関車340号。
タンク機関車31号。
そして、2019年、2回目のチェンマイ駅です。
立派な駅舎が建てられすっかり変わっていました。
駅前の展示機関車は1両になっていました。 前回と同じテンダー機関車340号きれいに塗装されていました。
もう1両のタンクロコ31号はどうなったのでしょうか? 解体されたのか、どこかに移動したのか、駅員に聞いても知りませんでした。
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