東日本大震災・原子力災害学術研究集会(その2)。 4つの会場にわかれて、70組の発表。 主に、伝承、コミュニケーションの研究発表に参加しました。 東日本大震災・原子力災害伝承館の客員研究員になって活動されている研究者の発表はとても興味深いものが多かったです。 原発事故が起こってそれにどう対処したか、文書、インタビュー、動画、写真などで、もちろん記録としてはたくさん残っています。 一方で、原発事故に対して、科学的にこうしたら大丈夫だと言えるようなデータが全くないなかで、当時、災害対応にあたった行政職員や受託事業者が、どんな感じでコミュニケーションをとっていたのか、正解がわからないなかでどう問題解決しようとしていたのか、人間の内面的なもので、形ある記録として残っていないものを、記録として残していこうとする活動に強く感銘を受けました。 |