2008年01月25日(金) 今週は 藤沢図書館で借りた 2冊をご紹介します。 1)恩田陸 著 「上と外」 以前 5冊に分かれていたのが、上下2冊になって再出版されたので もう一度読んでみました。 中南米 軍事政権のある国で、 ジャングルをさまよう羽目になった4人家族と 謎の少年 ニコとの遭遇。 前回読んだときも、次々起こる事件に はらはらしながら読みましたが、 今回もロールプレイングゲー風な 部分で十分楽しめました。 でも、前回のときのように 150ページで 「次はどうなる?」と 2ヶ月待たされるほうが ドキドキ感がありました。 これって、スチーブンキングの 「グリーン・マイル」と同じ手法ですね。 恩田さんの本は どれも 楽しいです! 私の評価:☆☆☆★★ ◇ ◇ ◇ 2)石田衣良 著 「ぼくとひかりと園庭で」 薄い冊子で、挿絵が きれいだったので読んでみました。 「池袋ウエストゲートパーク 」で注目を集めた彼女ですが、 「6歳の女の子と男の子が 出会う一夜の試練。」 「子供のために恋愛をテーマにした本が書きたかった。」と 作者は書いていますが、出てくる事件はシュールすぎます。 子供に 恋することの素敵さと厳しさを 伝えたいなら もっと メルヘンがあっても・・・と思いました。 結局、大人の自己満足のような気がして 読後感は テンション下がり気味です。 私の評価:☆★★★★ |