昭和でもそれはないでしょ。
皇族の方だってパンツスーツをお召しになってます。(笑)
この冊子を作った人は理想の女性と結婚されたのかしら???
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・朝日新聞記事 女性は「可憐に」「控えめメイク」婚活支援で批判、岩手県がHP削除 伊藤恵里奈2025年10月29日 20時00分 list 221 吹き出しアイコン小西美穂さんら 6件のコメント 小西美穂さんBossBさん辛酸なめ子さん長島美紀さん 写真・図版 女性にはヘアスタイルや服装などについて細かく指南している 結婚をめざす女性は、ナチュラルで上品な控えめメイク。パンプスをはいて、スカートやワンピースを着て、可憐(かれん)で透明感を――。岩手県が婚活支援の一環として発行した冊子に書かれた内容に対し、SNS上で「女性差別」「岩手から若い女性が逃げ出す」「税金を使うことか」などと批判が殺到。県は28日、ホームページでの公開を取りやめた。 問題になったのは、県が2019年に発行した「いわてでステキな出会い『叶(かな)えるBOOK』~婚活スキルアップしたいあなたへ」。県が県内の印刷会社に冊子の作成を委託し、宮城県の婚活支援業者が執筆を担当。女性と男性それぞれに、婚活支援の専門家が婚活の心構えや身だしなみなどについて助言する内容だ。県によると冊子は県の婚活イベントなどで配布。県公式サイトでも閲覧、ダウンロードが可能だった。冊子はすでに配布を終えている。 日本と米国でジェンダー問題を研究してきた立命館大学の山口智美教授(文化人類学)は27日夜、X(旧ツイッター)に「なかなかひどい内容」と投稿。「思い切り『性別による役割分担の固定化』をしているのでは」と批判した。投稿は瞬く間に拡散され、表示回数は29日夕方時点で約560万回に上った。 写真・図版 立命館大学の山口智美教授は10月27日夜、Xに批判的な投稿をした 冊子は女性のファッションについて、「ポイントは『パンプス』『スカートかワンピース』という2点を押さえる」「首・手首・足首の『くび』と呼ばれる部分が出て、可憐な雰囲気に」などと細かく助言。髪形は「『清潔感』や『美しさ』、『品の良さ』を意識するのがポイント」として、ツヤを保ち、パサつきや傷みのケアも奨励する。 一方で、男性のファッションは「清潔感を大切に」「自分に似合う服で、体形に合ったサイズを選ぶ」などにとどまり、髪形は「理美容室に通い、清潔感を保つように」とするだけ。SNS上では冊子で求められている男女の差にも注目が集まった。 冊子は19年の発行後に県HPにアップされ、閲覧できる状態が続いていたが、行政が関わる婚活について調べている山口教授が「発見」したことで、注目を集めた。 ジェンダー問題に詳しい岩手大学の古橋綾准教授(社会学)は「見た目に細かく注文を入れており、女性の自我が軽んじられている。岩手県は婚活の意味を考え直す必要がある。県民の理解を得られるような内容にすべきだ」と指摘する。 岩手県子ども子育て支援室は、公開中止についてホームページで「不快感を与えてしまう表現があるとの意見を頂いた。今後の情報掲載については、一層の配慮を行い、皆様に安心してご利用いただける情報発信に努めてまいります」とした。 支援室の担当者は取材に、「婚活がうまくいかず悩む人に対し、実践的なアドバイスを提供するために作成した。価値観の押し付けではない」と釈明。「時代に応じた多様な価値観を尊重できるよう、結婚を希望する人たちに丁寧な対応を心がけたい」とした。 発行から6年経ち、行政文書の保存期間(5年)が過ぎたため、制作過程などの記録は残っていないという。 執筆した婚活支援業者は取材に「形になるまでに、県側の要望で何度も書き直した記憶がある」と振り返り、「6年も前の冊子が今も公開されていたことに驚いた」と話した。 「デジタル版を試してみたい!」というお客様にまずは2カ月間無料体験 お申し込みはこちら この記事を書いた人 伊藤恵里奈 盛岡総局 フォロー 専門・関心分野 ジェンダー史、自然環境、映画、異文化 コメントプラス 注目コメント試し読み commentatorHeader 小西美穂 (関西学院大学総合政策学部特別客員教授) 2025年10月29日22時2分 投稿 【視点】「ナチュラルで上品な控えめメイク。パンプスをはいてスカートやワンピースを着て、可憐で透明感」。いまの大学生に見せたら、ぎょっとする反応が返ってきそうです。行政が税金を使って「女性らしさ」「男性らしさ」を定義していたこと自体が問題。6年前の冊子がそのまま公開されていたのは、意識のアップデートが止まっていたからではないでしょうか。もちろん、こうしたスタイルを好む人もいます。大切なのは、誰かが決めた“正解”に合わせることではなく、自分らしい選択が尊重されること。担当者も“良かれと思って”作ったのでしょうね。けれど、善意の中にこそ無意識の偏見は潜みます。6年前には問題にならなかった表現が、いまは炎上する。社会が確実に変わってきた証だと思います。 辛酸なめ子 (漫画家・コラムニスト) 2025年10月30日12時26分 投稿 【視点】婚活の専門家のアドバイスとしてなら今も普通に言われていそうですが価値観がどんどん変わっているので、時代遅れと思われてしまう内容です。可憐にパンプスとか控えめでフェミニンな雰囲気で男性に対して従順なキャラをアピール、ということでしょうか。男性側はそこまで細かくなくて自然な状態でもいいということなら不公平でジェンダー差別を感じます。 時代とともに変わりゆく人間のアピールポイント。話はずれますが、AIの台頭で、異性に知性や教養より運動能力などフィジカル面を求める流れになる予感がします。 23 Facebookでシェアする Xでシェアする commentatorHeader 長島美紀 (SDGsジャパン 理事) 2025年10月30日14時40分 投稿 【視点】「ナチュラルで上品な控えめメイク」「スカートやワンピースで可憐に、透明感を」……という記述を読んだ瞬間、もじゃもじゃ頭の自分は即刻アウトだな、と感じました。実際、若かりし頃に一度だけ参加した婚活パーティでも、男性が行列を作っていたのは、この上品・控え目なナチュラル系な女性。「実家暮らしの保母(保育士ではなく保母というのもポイント)」であることをご本人が熱烈にアピールしていて、隣で聞いていて「けっ」と思ったことまで思い出しました。 県でこうした冊子を作る際、担当者の中に女性はいなかったのでしょうか?「これは炎上するかもしれない」と予見できなかったのか不思議です。仮に前例を踏襲していたとしても、女性が関わっていれば「これは不快に感じる人がいるのでは」と気づけたのでは。 特に気になるのは記事の終盤。県は「婚活に悩む人への実践的アドバイス」と説明していますが、一方で執筆業者は「県側の要望で何度も書き直した」とも話しており、何をどう修正したのかは不明です。公開された6年前でもこの内容は問題だったと思いますし、「当時の価値観」として済ませてよい内容とは思えません。 とはいえ、これは岩手県だけの問題ではなく、社会全体に共有されるステレオタイプの反映とも言えます。「婚活 服装」などと検索すると、今回と同様の内容のアドバイスをAIがしてくれます。民間のマッチングアプリであっても、プロフィール写真の撮り方や身だしなみ、話し方までアドバイスされることはあります。それが「官」に移っただけとも受け取れます。 ジェンダー平等や少子化対策を掲げながらも、いまだ結婚するのはこんな外見の人、というステレオタイプから抜け出せずにいる。その「アップデートされていない現実」こそが、私たち社会全体の課題なのだと思います。 37 Facebookでシェアする Xでシェアする commentatorHeader 堂本かおる (ニューヨーク在住ライター) 2025年10月30日15時10分 投稿 【視点】ホームページの筆者が女性、かつ「婚活スペシャリスト」であったことが気になる。女性に「可憐」「控えめ」をアドバイスすることによって成婚率は実際に上がっていたのだろうか。 結婚を叶えるためには個性を抹消し、男性の好みに合うファッションと立ち居振る舞いを習得せよではなく、女性が個性を活かし、その女性と相性の合う男性を紹介することは出来ないのだろうか。 27 Facebookでシェアする Xでシェアする commentatorHeader 太田啓子 (弁護士) 2025年10月31日0時28分 投稿 【視点】ジェンダーバイアスに満ちた内容が批判を浴びているが、それ以前にそもそも「官製婚活」事業は本当にあっていいものなのかということ自体、前から強く疑問を抱いている。 「官製婚活」とは、2013年に始まった「結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない支援」をうたう国の少子化対策の一環として自治体に地方交付金を提供して取り組ませる結婚支援策である。 結婚は、子どもを産むためだけにするものではないのに、官製婚活は、とにかく子どもを産んでほしいための結婚支援という意図があることに違和感がある。子どもを産む産まないは個人の選択であり、国がどの選択を特に奨励するということはあってはならないはずだ。 それにそもそも政策論として、少子化の原因として「出会う機会がないから結婚できない」という事情は本当に、公金を投入する政策をうつに値するほど、大きいのだろうか? 政策としての効果はどれくらいあったかも、検証されていないのではないか。 例えば今の若い世代は大学卒業時に多額の奨学金債務を抱えている人が多い。そんな若い人どうしで結婚しても、子どもをもとうと思えるだろうか。日本社会の閉塞感が強い中、子どもを産んでも責任をもって育てられるか不安だと考えて子どもをもてない気持ちにもなるだろう。 とにかく若い人を結婚させれば子どもを産むだろうということではなく、若い世代が将来設計に少しでも希望を繋げるような政策にこそ、限られた公金を投入する意味があるのではないか。 婚活をサポートする民間事業者も多数あるなか、本当に公金を投入する官製婚活事業を続ける意味はどれくらいあるのかが問われるべきだと思う。今回、官製婚活の実情の一端がこのような形で話題になったことが、「官製婚活」事業の本質を問うことにも繋がればと期待したい。 178 Facebookでシェアする Xでシェアする 今ならスタンダードコースが2カ月間無料! お得にコメントが読み放題! 今すぐ登録(2カ月間無料) commentatorHeader BossB (天文物理学者・信州大准教授) 2025年10月30日11時57分 投稿 【視点】これは正直、笑うしかない。お笑いのネタなら座布団100枚あげたい。 でも、これを真面目に行政が作っていたのだとしたら、誰も――少なくとも女性は――岩手で結婚どころか、岩手に住みたいとは思わないでしょう。 だから、イケてる女性たちが岩手を離れ、都会に流れるのも無理はない。他都道府県から笑われます。 しかし、取り下げを即決した岩手県の対応は賢明です。「何が問題なのか」を指摘され、すぐに止まる――それこそが、社会が学び、変わるための第一歩だと思います。 |