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地方によっては「なまりぶし」とも呼ばれる 鰹の生節(なまぶし)は、蒸してあるので傷み難く 扱いやすいということもありますが、生臭みがないので 様々な料理に使えるのが いちばんの利点だと思います。
例えばコレ、豆腐と合わせた煮付けです。 時間をかけて煮込んだ生節、その旨みを吸い込んだ豆腐、どちらも美味しい。 これには 白葱を加えてありますが、春ならば 季節感のある蕗にするところです。
生節の唯一の欠点は 割れやすいことです。 調理中に割れたものは残しておいて、あり合わせの野菜と汁物ふうにすると 美味しい一品になります。これは白菜と水菜を一緒にして 薄味で炊いたものです。
また、細かく砕いたものに濃いめの味を付けると「ご飯のお供」になるし、炒り豆腐に入れたものは なかなかの一品です。
そのほか 佃煮や和え物など、いろいろな料理に使えます。(写真:蕗の葉と炊いた佃煮) |