Naranjo en flor は近年のタンゴ歌手で歌わな伊人はいないぐらい皆さんこぞって歌ってますね。
私はこの歌の第一印象はあまりよくなかったのですが、何回か聴いているうちに好きになってきた歌です。
なぜバレラの歌はあんなにひきつける力が強いのでしょうね。
>著作権料を黙って有り難く受け取るだけでしゃ
しゃり出ないラテンの原作者を見習ってほしいものですね。
私も同感です。
ビルヒリオ・エスポシトは1924年5月3日にブエノスアイレス州のサラーテ市で アナーキストの両親のもとに生まれたとあります。5歳半年上の兄オメロは詩人で タンゴを沢山作詩しています。ビルヒリオもピアニスタにして数百も作曲した多作 家で、兄弟で有名なタンゴやバルスの数々を残してます。その中から記念碑的 作品といわれる”Naranjo en flor ナランホ・エン・フロール / 花盛るオレンジ" を本日のタンゴに選ぶことにします。ビルヒリオが20歳のときの作品です。 ではまずいつものようにゴタンの中庭の訳詩を開いておいて http://www.kitanoit.com/cgi/gotan.cgi?act=dsp&title…lor'&jti=' 花咲けるオレンジの木' Todotangoの音源で聴いてください。 http://www.todotango.com/spanish/download/player.as…tra&id=650 ゴールデンウィーク特別編としてもう一曲”Maquillaje マキジャヘ / 化粧”を紹介 します。これはまず聴いていただきましょう。カブキが大好きなアドリアナ・バレラの 痺れる声を聴いてください。 http://www.todotango.com/spanish/download/player.as…ra&id=1789 訳詩はゴタンの中庭で。 http://www.kitanoit.com/cgi/gotan.cgi?act=dsp&title…aje'&jti=' 化粧' このタンゴはオメロの詞がついて発表されたのは1956年ですが、ビルヒリオが14 歳のとき1938年ころに作曲されたものです。発表当時はあまり注目されなかった のですが、後年ゴジェネチェが取り上げリバイバルし、聴いていただいたように、更 に女ゴジェネチェと異名をとるバレラもレペルトリオにしています。半世紀経って新 鮮な味わいで聴けるのは原作もさることながらアレンジがよいからだと思います。 いつも思うのですがラテンの音楽は原作は原作として尊重されつつ演奏者や演唱 者が工夫を重ね息永く歌い継がれる名作が多いように思います。原作者は作品を 一旦世に送り出したら干渉はせず表現者とそれを評価する世の人に任せるのが正 しいやり方だと思います。「あいつには歌わせない」なんて尊大横暴というか分をわ きまえないというか狭量というか....著作権料を黙って有り難く受け取るだけでしゃ しゃり出ないラテンの原作者を見習ってほしいものですね。 |