夜の内に長野から上田に移動しました。あいにくの朝靄で、背後ら迫る日本アルプスは写真では確認できませんが、風林火山で馴染みの深い「真田の郷・上田」の朝は静かです。
長野県庁のデジタルアーカイブ研究会は、「予算ナシ」でスタートするユニークな取り組み。県庁の一見無謀な呼び掛けに呼応した地域の実践者たちが、のびのびとビジョンを語り合った夜は、本当に面白かった。小さいながら「これからなにかが始まる!」という雰囲気たっぷりの初会合でした。共同通信記者の取材に答えるみなさんの自信に満ちた笑顔が、未来を予見しているかのようです。
今日は、長野大学(上田)でおらほねっとの主宰者である前川准教授を中心とした地域おこしプロジェクトの技術者検討会。OpenSNPとPushCornをマッシュアップして新しい概念のオーサリングシステムを構築する試みです。一部、昨日の研究会ともメンバーが重複しているのは、さまざまな取り組みを有機融合させようという前川先生の考えなのでしょう。
旧き良き日本の伝統的地域ネットワークや、個性的な愛着ある土地が現存している信州。今後、地域SNSというツールがなにを繋ぎ、何が創発してくるのか、これからの動きが楽しみです。