10月に入って最初の1週間、ひょこむは新規加入数が40人を越える盛況ぶり。新しい仲間を迎えることは、管理者として大変喜ばしいことです。内訳はと見ると...山口県宇部市(周辺)のご住所の方が約半数を占めておられます。 宇部市では、今年度中に地域SNSを立ち上げるべくさまざまな検討や母体となる官民協働のグループを作る準備をしています。8月半ばに初めて宇部におじゃまして以来、市役所担当者を筆頭にひょこむ内に非公開コミュを立ち上げて議論を深めたり、それぞれがひょこむメンバと交流を楽しみながら地域SNSの操作や雰囲気を学んだり。ひょこむ全体を「修行の場」のようにして、「(仮称)うべ地域SNS」が立ち上がる日を心待ちにしている状態です。 宇部市では、昨日地元で官民入り乱れたワークショップを実施。行政職員も一市民として多数参加して、互いに積極的な意見交換が行われた模様です。「協働」という言葉を先行させて無理矢理に行政と住民をボンディングするのではなく、各々の考え方や立場を理解し合い、その上で実践ベースのブリッジングを行っていく。時間をかかりますが、結論を急がずにじっくりと意識を醸成するという取り組みが実現できていることが、なにより一番頼もしいところです。 「只今準備中♪」の宇部市より一足早く、今月は「おのみち」「しそう」「関学OB教師の会」という三つのSNSがOpenSNPで立ち上がります。 「おのみち」はご存知、広島県尾道市。コンパクトな街並みに熱いハートの方々が地域おこしに奮闘しているまちづくりの教科書に良く出てくるところです。行政への提案事業として、地元NPOが地域のキーパーソンたちを紡いで、新たなグループを立ち上げて運営を始められます。もともと熱すぎるくらいの街を、どのようにゆるゆるにつないでいけるか。元気な若者たちの行動力に大きな期待が寄せられます。 「しそう」は、いたまち(伊丹市)、さんでぃ(三田市)、さよっち(佐用町)につづく県下4番目の「のれんわけ」サイト。地方自治情報センターの助成を受けて、地域資源の発信と連携を目指しOpenSNPを導入します。信頼できる地域の口コミ情報をカーナビを通してユーザに提供する日本で初めての本格実証実験や、他ののれんわけサイトと連携して、地域の産品をSNSモールを活用しながら都会で直接売り出す試行など、メニューは盛りだくさん。地域の地力発掘と連携が大いに期待されるところです。 「関学OB教師の会」は、全国各地にちらばる関西学院大学卒の教師の方々のネットワークを、OpenSNPで構築しようという試みで、約3000人のOB・OGさんたちが潜在ユーザとなる実証実験です。教員免許更新制が導入されつつあり、大学と卒業生のつながりを再構築することが求められていて、目的やメリットが双方に明確な分だけしっかりと活用して頂けるのではないかと期待しています。 以上のような弟や妹が、これからもどんどんと生まれようとしています。ひょこまーのみなさまの温かいご指導・ご助言を、今後ともよろしくお願いします。 |