私は女性の進出には反対しませんが、釣りもゴルフも女性が参加し始めるとなんとなくマナ-とはいいませんが、雰囲気が柔らかくなってしまって、男性の方に真剣さが無くなって来るように思います。
居酒屋での女性進出も、男が働いた後にぐっ
と引っかけて、プファ、一日終わったと働く喜びを表現していたのに、アタシもといわれるとお前のは違うだろう。となってしまいます。
がんこ では昼食をとることも多い。ある寒い日のこと、いつものようにカウンターの隅にすわって、スーパードライの瓶を横に850円のすき焼き定食を食べていた。 しばらくすると一人の女客が入ってきて3つほど向こうの席に座った。年のころは40半ばの、主婦然とした風体である。彼女、席に着くや否や開口一番 《なまちゅう!》 ときた。これにはびっくりした。周りには、この辺りで働いているサラリーマンも多く、みんな黙々とご飯を食べている。その中での 「なまちゅう」 は、この店が居酒屋であっても場違いである。退役した自由人の僕でさえ、昼間から酒を飲むのは何となく後ろめたくて、隅で小さくなっているのである。 彼女は僕と同じすき焼き定食を注文して食べ始めた。《真似をするな》 と思う。「なまちゅう」 のジョッキはみるみる空になっていく。すると彼女、大声で 《チューハイ!》 とのたまう。《昼間から宴会か!》。 これには二度ビックリ、というより僕はあきれ返ってしまった。 僕は昼間から酒を飲むことが悪いことだとは思わないし、女が酒を飲んではいけないとも思わない。しかし飲み方というものがあるではないか。時と場所を考えろ。女は女らしく 「生ビール」 と言ったらどうだ。2杯目を注文するときは小声で言ったらどうだ。近ごろ 「女らしい」 という言葉を使うと 《頭が古い》 だとか 《性差別》 だとか言われるが、アホなことを言うなと僕は思うものである。 彼女がどんな人なのかは僕は知らない。既婚なのか未婚なのか、子供がいるのかいないのか、勤め人であるのかないのか、全く分からない。しかし彼女も社会の一員であることだけは確かである。 他人の行動にとやかく言うつもりはないが、周りの人間を不愉快にさせないという、社会人としてのマナーとエチケットだけは身につけてほしいものだと思った。自戒の意味も含めて・・・ |