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2007年01月28日(日) 
 なぜこんなに溜まるのだろう、プラスチック容器。
 根菜や葉物野菜以外の食料品、調理済み食品のほとんどがプラスチック容器に入っているからだ。うちのような2人暮らしの家庭でさえこうだから、家族の多いお宅では相当な量になるはずだ。

 缶、ビン、発泡スチロールは、僕の住んでいるまちでも市役所やスーパーなどの販売店で回収してくれるが、その他のプラスチック容器は不燃ゴミとして出さねばならない。そしてそれは埋め立て処理されるのだ。

 これだけ大量の廃棄物が毎日毎日排出されるわけだから、埋立地はすぐに満杯になり次の場所を探さねばならない。こうした悩みはどこの自治体でも抱えている問題である。それより困るのは地球環境に及ぼす影響である。いずれ日本の国土は、土に戻らないプラスチックで覆われてしまうだろう。このような社会環境の中で個人ができることといえば、廃棄物を減らすことしかない。

 僕は、不燃ごみの嵩を減らすためにプラスチック容器類を小さく切り刻んで出すことにしている (こうすると嵩は1/10くらいになる)。大変な作業だが、これはもう10年以上も続けている。《こんなことをしている人がほかにいるだろうか》、《自分一人でやっていても何の効果もないではないか》 と思いつつ・・・。しかし悲しい性分でやめることができない。
 そんなときにいつも思うことだが、なぜこれらのプラスチック容器をリサイクルしないのかということだ。ほとんどの容器の裏にはリサイクルマークがついているのに、である。
    

 これは有名無実を絵に描いたような現象である。容器製造会社のマスターベーション、もっと言えば逃げ道のためのマークであると言ってもいいだろう。このマークを制定したのは何のためだったのか。《リサイクル行政を進めていますよ》 と言うための、行政のマスターベーションのためだったのか。たぶん経済産業省だと思うが、産業界の代弁者 (と僕は思っている) に強力な指導は期待できない。と言って、力の弱い環境省にはそれ以上に期待することはできない。われわれ国民は、いったい何を頼りにして生きていけばいいのか、このマークを見るたびに暗澹たる気持ちになるのである。

 追記:発泡スチロール以外のプラスチックを、リサイクル資源として回収している自治体があったらお教えいただきたい。

閲覧数3,858 カテゴリ主張・論評 コメント4 投稿日時2007/01/28 10:19
公開範囲外部公開
コメント(4)
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  • 2007/01/28 11:42
    ばあやさん
    jamjamさん
    プラスチックは、細かくチップにして再生していますよ、ただ、自治体は、償却炉にいれるほうが、可燃性が、高まるなんて言っていますがね。
    償却施設を作る時の委員会に参加していた時の御話ですが?
    ちょっと、話は、ずれますが、
    バアヤは、過剰包装をまずは、やめてほしいと思っています。
    お菓子なんか、パッケージの中に、プリパッケージがあって、その上個別包装、それを、レジ袋に入れてもって帰ったら、4重包装という事ですよね。
    次項有
  • 2007/01/28 12:20
    鉛筆jamjamさん
    バアヤさん、コメントありがとうございます。
    『プラスチックは、細かくチップにして再生していますよ』→そういう見上げた自治体があるとは知らなかった。全国に普及するといいですね。

    『過剰包装』→これは困ったことですね。僕はスーパーなどへ行くときには必ずマイバッグを持って行きます。でもそんなことをしている人は20%くらいでしょうか。僕にはとても理解できません。売り手側の意識改革も必要ですが、それを要求する前に、消費者自身の意識を変えないとだめだと僕は思っています。
    次項有
  • 2007/01/28 19:43
    すぶたさん
    私の住んでいる相生市でも、容器プラスチックという分類のものは、リサイクル業者がチップにしています。
    ただ、毎日山のように出される容器プラスチックの量は半端ではなく、スーパーではその片づけをする人を雇っています。
    本当に何でもかんでもプラスチックで作らないで欲しいと思います。
    次項有
  • 2007/01/28 20:16
    鉛筆jamjamさん
    >本当に何でもかんでもプラスチックで作らないで欲しいと思います。
     僕が前に書いたような片木 (へぎ) の舟や紙の箱を使えばいいのですが、高くつくからやらないだけです。その分少しくらい価格が上がってもいいと僕は思うのですがね。何でも安けりゃいいというものではない。環境をお金で買うと思えばいいのです。発想の転換が必要です。
    次項有
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