お茶、煎茶と抹茶があります。
今度はお煎茶の道具です。
お茶をいれる際水を沸かして、茶葉にお湯を注いでお茶をいれます。茶葉そのものの味わい、良し悪しはもちろんですが、おいしいお茶をいれるには、使う「水」とお湯の「温度」が決め手となります。最適な水と温度でお茶の特徴や成分をうまく引き出し飲みたいものです。
お茶をいれるのに適した水は、微酸性の「軟水」です。
ミネラルウォーターが良いんだと思って、それを使う場合、外国産の多くはカルシウム・マグネシウムを多く含む「硬水」であるため、お茶をいれるには適当ではありません。
高い水でまずいお茶になります。
日本の水はほぼ微酸性の軟水ですので、水道水を使用しても問題ありませんが、水道水には塩素が含まれているため、必ず沸騰させてから使用します。
その沸騰させたお湯を冷ますのが湯冷です。
お茶の適温、煎茶は70~80度で、旨み成分を引き出したい玉露は50度程度の低温と言われています。
その道具が湯冷です。
最近は日本のお客さんでも知らない方がおいでです。