長いトンネルを抜けると雪国であった――北陸旅行報告その1
2009年04月01日(水)
青春18きっぷを使った初めての旅行報告です。 昨日から今日にかけて金沢へ行ってきました。ここは盛岡とともに僕の好きなまちです。 「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」というのは、川端康成の小説「雪国」の冒頭の部分ですが、僕はこの小説を読んだことがありません。しかし、この旅行でこの一節が頭をよぎりました。
京都から長浜まで新快速で行き、30分ほど待って敦賀行きの2両編成のローカル列車に乗り継いでウイスキーのポケットビンをチビチビやっていたら、余呉湖のあたりだったでしょうか、右前方に僅かに雪化粧をした山が見えました。福井県の山だと思いました。
敦賀に着いて、また30分ほど待って福井行きの列車(これも2両編成)に乗り継ぎ、長い長いトンネルを抜けると、今度ははっきりと雪を被った山が見えました。この時期にこんな近くでこんな景色に出会うとは思ってもみませんでした。
福井でまたまた30分ほど待って金沢行きの列車に乗り継ぎました。今度は3両編成でしたが、車両はこれまで乗ってきた大阪近郊で使われているようなロマンスシートではなくて、4人が向かい合わせに座るボックス形式の固定座席です。いよいよここから田舎に入ったわけです。
春眠状態の水田地帯の加賀平野をしばらく走っていると、右側の窓に見える山並みは白さを増していき、白山と思われる峰は真冬を思わせるような姿でした。
金沢へ着いたらいい日和で、思ったより寒くなくて、これまで歩いたことがない界隈を散策してホテルに着きました。今日は疲れたので、金沢へ着いてからのことは次回に報告します。
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カテゴリ日記
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投稿日時2009/04/01 19:26
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