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2006年09月05日(火) 
 ネットワーク理論の中に、ケヴィン・ベーコン・ゲームという愉快な実験があります。ハリウッドの映画俳優・ベーコンと任意の俳優との共演関係の距離を数字にしたもの。ベーコン自身はベーコン数0、共演したら1、共演した人と共演したら2、というように増えていきます。こんな計算で、インターネット・ムービー・データベースに登録されている俳優リストから得られたベーコン数の平均はなんと2.946。ハリウッドの俳優たちは、僅か平均3人で接続されていたのです。
 ベーコンは、出演映画の数が少し多いくらいで特別な俳優ではありませんし、ハリウッドの中心で力を持っていたわけでもありません。「3人の隔たり」はベーコンじゃなくて、どの俳優においても同様の結果がでることでしょう。ベーコン数と同じように、数学の世界で数多くの共著論文を発表したポール・エルデシュを対象としたエルディシュ数でもベーコン数と似た結果がでます。ある特定の要素で接続しあった人たちのネットワークは、一般的な人のつながりと比較すると遥かにサイズが小さい(身近にまとまっている)ということがいえます。

 まず「人が集まれば何かが起こる」的にSNSを運営するのもひとつの方法です。しかし、SNSはまだまだ一般的には認知度の低いサービスなので、乱立してそれぞれがユーザーを囲い込み始めると、自律して活性化するのに十分なユーザー数を確保するためには、多大な労力や長い時間が必要とされます。一般的に、SNSがユーザー同士の情報交換によって活性化するには、数万人から数十万人の登録数が必要であると考えられています。つまり、SNSをミクシィのようなビジネスモデルにするのは、想像以上に大変なことなのです。
 多くのSNSでは、SNS自体の機能を特化させたり、ある特定のユーザー層をターゲットとした運営を行っていました。地域SNSと呼ばれるサイトも、地理的な要素でこの「より狭い世界」をつくり、つながりの効率化を図ってきたといえます。逆に、このような方法をとらなかったSNSは、その多くが早期に淘汰の波にさらされて、いかに機能的にすぐれていても、消滅の憂き目にあってきたのです。

閲覧数2,323 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2006/09/05 14:49
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