「13年を越えた車を廃車にしてエコカーに乗り換えると減税額が大きくなって得をする」
こんな巷の話題が聞こえたのでしょうか。長年乗り慣れた愛車のコベンツ（小さなベンツのこと。古いベンツもかけてある）くん。どうやら徘徊癖がついてしまっていたようです。

土曜日の午前、愛車で出かけた奥さんから会社に電話。なんかよく解らないが、結構慌てている。とにかく詳細の説明はどうでもいいからと、少し離れたスーパーの駐車場に駆けつけてみると．．土手にご近所の方々が何人か土手に集まってわいわいと会話をしている。その直下に愛車が．．．落ちているではないか！


現場から少し離れたところにいる奥さんに事情聴取。駐車場に車をおいて、用事を済ませて戻ったら「車がない！！」
駐車場のあちこちを探してもどこにもない。てっきり盗まれた（だれも盗らへんて．．）と思って途方に暮れていると、駐車場前の道路の向こうの土手のあたりに人垣が．．なんで？？
それはあなたが、ニュートラルにしてサイドブレーキを引いていなかったからです！！

目撃者は遊んでいた小学生三人。彼らはあたかも、ワイドショーのインタビューを受けているかのように、ベンツがどのようにして徘徊したのかを元気に語ってくれました。
駐車していたベンツが、車２台分の駐車場出入口の隙間を上手にゆっくりとバックしてきて、道路前で一旦停止するのかな～と思っていたら、そのままするすると道路に出てきた。見ると運転席には誰も乗ってない。「すげぇ、リモコンで動いてる♪」（証言そのまま）と思ったら、そのまま速度を上げて土手下へ。「ドカン！！」と音がして止まり、リモコン操作でなかったことがわかった．．。
さすが、ネットデイ実施校の姫路市立曽左小学校の生徒達。描写が緻密でいかにも再現シーンを見るような証言でありました。


ベンツくんはラッキーにも、夢前川河畔に並ぶ大きなサクラ並木の一本に支えられるようにして止まっていました。この木がなかったらそのまま川へドボン。そうなると後処理が大変でした。また、駐車場前の道路は交通量も多く、信号機も近いので、停車中や走行中の車を巻き添えにしなくて不幸中の幸いでした。
取引先の修理工場の大将が駆けつけてくれて、１０トントラックを手配。ウインチにケーブルをつけて一気に引き上げてくれましたが、ベンツくんの後部は無残にもボコボコ。素人目にもそう簡単には修理ができないことは明白でした。


という顛末で、ベンツくんはこのまま成仏してもらう公算が高く、乗り換える車を探さなくてはならなくなりました。もともと車には無頓着だったので、いざ選ぶとなるとなにがどうかぜんぜんよくわかりませ～ん。
変な見栄があって、だれでも乗っているプ○ウスやインサ○トはちょっと避けたい。どなたか、アドバイスを頂けませんかねぇ～。