もうすぐですね。
姫路よりも早く桜が咲きそうですね。
花見の下見に大阪の桜ノ宮へ行ってきました。今日の昼間はまさに春らんまん、大川べりの遊歩道も淀川の堤防も散歩する人で長閑な風景でした。 JR大阪環状線の桜ノ宮駅から大川 (旧淀川) の左岸に整備された毛馬桜之宮公園の遊歩道を上流に向かって小一時間ほど、俳人・与謝蕪村の生地、毛馬 (けま) に至ります。『春風や 堤長うして 家遠し』 という有名な句を刻んだ真新しい碑が淀川の堤防の上に立っています。堤防の上を歩く人も多く、みんな早すぎる春を謳歌しているように見えました。 新淀川と旧淀川の分岐点に明治40年に設けられた毛馬の洗い堰と閘門 (こうもん) の一部が保存されていて、見学できるようになっています。国土交通省もなかなか味なことをするなと見直しました。花見当日はちょうどここで弁当を広げる時間になります。大都会の中の数少ない自然を目にしながら食べる弁当はさぞかし美味しいことだろうと思いました。 近代大阪の歴史遺産を見学した後は、殺風景な街なかに残っている「鶯塚」という古い史跡を見て、再び大川沿いの遊歩道に戻り、今度は右岸を下流に向かって歩きました。来るときもそうでしたが、遊歩道の両側はすべて桜並木になっています。まだ蕾は硬かったけれど、花が開いたときを想像すると胸がわくわくします。 天満橋に近くなると、すでにぼんぼりがしつらえられてあり、花見の準備も怠りなく進められていることが分かりました。河岸公園のソメイヨシノが終わると、八重桜の 「造幣局の通り抜け」 が始まります。3月末から4月20日ごろまで、大阪は春一色に塗りつぶされることでしょう。 天満橋を渡り、かつて松坂屋が使っていたビルに入っているジュンク堂に寄って、予定していた本を買い帰宅しました。買った本は 「ターシャの庭」 という写真集です。この本については【ブック・レビュー】 に書き込んだので、そちらを参照してください。http://hyocom.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=19990&bb…1173524059 とにかく、今日は春を満喫した一日でした。 |