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「トゥランガリラ交響曲」のスコアを眺めていると、変拍子のパズルの迷宮のような感じがした。 数十年も前のこと。 実際の演奏を聞いたのはそれよりもずっとあとのこと。 「愛の歌」という交響曲らしいが、複雑で難しい愛もあるもんだ、と思えてくる曲。 しかし響きはシンプルに聞こえる。 まこと現代人の愛は複雑で難しい。 メシアン トゥランガリラ交響曲 デュトワ指揮 N響 https://www.youtube.com/watch?v=n4YJRIL5kHc |
私の師匠から吉松隆という作曲家の存在を教えてもらったのは、 もう30年以上前のことだったか。 現代日本の作曲家というのですごく気に入って、おもに交響曲をよく聞いていた。 第2番「テラ(地球)より」は出だしから惹き込まれた。 東洋的であったり、邦楽的であったり、中近東的であったり、ようするに 無国籍的地球音楽 というような響きだった。 いまだに長く聞き続けている。 2024年度にはジャクサの探査機が火星の衛星フォボスに着陸するそうだ。 いよいよ有人宇宙飛行時代だなあ。 Takashi Yoshimatsu [吉松 隆]: Symphony No. 2 “At terra”, Op. 43 (Sachio Fujiok … [続きを読む] |
ヴィヴァルディの「四季」といえば、オヤジの時代は イ・ムジチが定番だった。 オヤジはネビル・マリナー アカデミー室内合奏団の「四季」を 買ってきて聞いていた。 自分もその明晰な演奏がすごく好きで、昔よく聴いていた。 このジャニーヌ・ジャンセンの「四季」は今までの印象とはすこし違う。 しかし彼女をソロに迎えた「四季」はまたちがった味があって素晴らしいなあと思う。 なによりも彼女の情感のこもった楽し気な演奏スタイルに惹き込まれてしまう。 <ジャニーヌ・ジャンセン> 「ヴィヴァルディ:四季」発売以来、ロンドン交響楽団との「バルトー … [続きを読む] |
日本古謡さくら の演奏。 多少 時代がかったアレンジの部分もあるが。 トレモロで美しく奏でている。 さくら Sakura (Yuquijiro Yocoh) - Alexandra Whittingham https://www.youtube.com/watch?v=1bFg5ecc04s Alexandra Whittingham (アレクサンドラ・ウィッティントン)。イギリスの女性ギタリスト。 生年は1997年か1998年。王立音楽アカデミーで奨学生として学んだ。多くの弦楽四重奏団、ギターのデュオ、ジャズグループと共演。2015年に若手音楽家のためのグレッグノッグ音楽コンクールで、若手ギタリスト賞を受賞。YouTubeで日本の「さくら」を演奏している。 |
アルベニスの有名なギター曲。 アストゥリアスは「伝説」の意味。 ピアノ曲で演奏されることも多い。 ギター界にはほんとに妖精のようなギタリストが現れる。 アレクサンドラもそのひとり。 演奏するその容姿にも惹き込まれる。 Alexandra Whittingham (アレクサンドラ・ウィッティントン)。イギリスの女性ギタリスト。 生年は1997年か1998年。王立音楽アカデミーで奨学生として学んだ。多くの弦楽四重奏団、ギターのデュオ、ジャズグループと共演。2015年に若手音楽家のためのグレッグノッグ音楽コンクールで、若手ギタリスト賞を受賞。YouTubeで日本の「さくら」を演奏し … [続きを読む] |
ギター協奏曲でもっとも有名なのが ロドリーゴのアランフェス協奏曲。 第2楽章は「恋のアランフェス」として ポピュラーとしても親しまれている。 この楽章の哀愁あふれる寂寥感は人生の孤独を奏でるかのようだ。 ギター演奏は巨匠 ペペロメロ 今年の夏はよく聴いたなあ。 Pepe Romero: Concierto de Aranjuez ( Joaquin Rodrigo), Recuerdos de la Alhambra ( Francisco Tarrega) https://www.youtube.com/watch?v=QPcjtg6FvX8 |
ギター界には魅力的、魅惑的な女性が登場してくる。 アナ・ヴィドヴィッチもそんな一人だ。 アルベニスのピアノ曲としても有名なこの曲。 彼女のギター演奏には、その美しい容姿ともに惹き込まれるものがある。 Ana Vidovic plays Asturias by Isaac Albéniz on a Jim Redgate classical guitar アナヴィドヴィッチ アストゥリアス https://www.youtube.com/watch?v=inBKFMB-yPg アナ・ヴィドヴィチ アナ・ヴィドヴィチ(Ana Vidović, 1980年11月8日生)は、クロアチア出身のクラシックギター奏者。 カルロヴァツに生まれる。兄ヴィクトルの影響で5歳のときにギターを始めた。すでに11歳で国際的に名を知られ … [続きを読む] |
ショーソンの、この室内楽曲は中学生のころから親しんでいた。 ことに憂愁に溢れこのうえなく美しい第2楽章「シチリアーナ」は心をとらえて離さない曲でもある。 最近ジャネット・ジャンセンというヴァイオリニストをしった。 彼女がこの楽曲をやっていないか探したら出てきた。 彼女の繊細だが豊かな感性あふれる演奏をきくと、これまでのショーソン像がかなりかわって聞こえてきた。 彼女の演奏では憂愁と哀愁と感極まりない激情が同居している。 これほど魅力的なショーソンに出会ったのは初めてだ。 この曲を作曲していた時、作曲家の胸のうちには何があっ … [続きを読む] |
中学生時代からずっと好きで聞き続けている、「スコットランド」 この第一楽章は胸に迫る寂寥感がある。 この寂寥はスコットランドの陰鬱な風景のせいではないように思う。 存在そのものの寂寥感なのだろうと感じる。 深夜にひとりきりで耳を傾ける時、存在の寂寥感を突き付けられる思いがする。 Mendelssohn: Symphony no. 3 "Scottish" - Klemperer & Philharmonia Orchestra https://www.youtube.com/watch?v=4nP0gqKmWuY 交響曲第3番「スコットランド」 メンデルスゾーン https://www.youtube.com/watch?v=jc3pFakLBfI F. Mendelssohn: Symphony nº 3 "Scottish" - R. Gamba - Sinfónica de Galicia https://www.youtube.com/watch?v=FbH95mO_o3A |
Ernest Chausson - Janine Jansen - Concerto for Piano, Violin and String Quartet in D major, op. 21 https://www.youtube.com/watch?v=aR9U6nhP7t4 中学生時代から好きだった、この曲。 第2楽章の「シシリエンヌ」は不思議な情感を持っている。 この曲を書いた時、作曲者の胸の内には何があったんだろうと、いつも思う。 |
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