八枚あった菱十字卍格子文の赤穂緞通。

一番汚れていたものを洗ってもらいました。



写真ではあまりわかりませんが、キッパリとしました。




模様が際立ちました。

和のしつらえで、美しく暮らす

出版社: 成美堂出版 (2008/07)

発売日： 2008/07



赤穂緞通も大きく取り上げてもらい



建具とのコラボ商品も掲載されました。

鍋島緞通、堺緞通と並び、日本三大緞通といわれる赤穂緞通。

同時に幻の緞通といわれる赤穂緞通。

塩と赤穂浪士でおなじみの赤穂でつくられた綿の緞通です。


現在織手は二十余名、一人を除いて女性です。


最盛期に手馴れた織手がかかりっきりで二ヶ月を要した赤穂緞通、今は半年ほどかかるようです。子供を生める女性でなければできない仕事かも知れません。


http://akohdantu.jugem.jp/

１０００ブログを書いてみてそんなことをふと思いました。



赤穂緞通、今年いろんなことをやりました。大切な方が泉下に行かれました。

そんなことの全部をひょこむに書いてい

ひょこむのおかげ？　火鉢と赤穂緞通が雑誌に紹介紹介されます。

裕太郎さんが奇襲の際お座りになったところの写真も載ってます。



特に赤穂緞通はいわゆる京都雑誌にも関わらず“赤穂緞通”として半ページ掲載です。綿緞通、鍋島緞通の括りではありません。

そして別ページには



も掲載されます。

やったね。

去年の６月にはまだ「性急にクリーニングに出さないでください。」としか申し上げられませんでした。

http://akohdantu.jugem.jp/?eid=16

今回、犬利剣という意匠を１０枚入手しました。

http://akohdantu.jugem.jp/?eid=46

しかしそのうち非常に汚れのきついものがありました。


そこで一年間かかっていろいろ実験、研究の成果を見てみることにいたしました。

今日仕上がってきたのがこれです。


この仕事はいわゆるクリーニングではなく“染み抜き”という考え方でやっています。

着物の染み抜きは通常呉服屋さん、悉皆屋さんがお客さんの依頼を受け、プロがこの仕事なら誰と考え

丁度２ヶ月前の展示とはまったく異なるささやかな展示です。

良い展示です。

http://hyocom.jp/blog/blog.php?key=46718





洛町洛家　に参加です。



報告はいずれ本人から・・・。

これでコレクション１６種類です。

http://www.sunaba.tv/manichi/album/223/

お好きな文様はどれですか？

赤穂緞通、念願の亀甲文様ＧＥＴです。

残念なことに一枚汚れがきついんです。

普通の利剣の網の部分



それが松を中真に向かい合う犬に変わっています。



面白い赤穂緞通です。

たいへん良い網利剣です。
しかし残念なことに一箇所きつい汚れがありました。
私は日本酒のシミだと思っています。
日本酒は透明ですからこぼした時にはその汚れは見えません。
それが何年かして茶色く変色してきます。
きつい処置をして汚れを徹底的にとると周りが荒れます。

今回はこの程度が妥当だろうと考えました。



全体としてはそう目立たなくなりました。



緞通の再生、お客様とまた品物と良く話し合ってやらなければと思いました。