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まず本日のタンゴを聴いてください。約80年前電気録音が始まったころの録音です。 http://www.todotango.com/musica/tema/1199/Oro-muert…n-porteno/ 訳詩は原題から「ゴタンの中庭」で見てください。 http://v133-130-69-136.myvps.jp/gotan89/ 聴いていただいたタンゴは、カルロス・ガルデルがギター伴奏で歌っている1926年録音の”Oro muerto (Jirón porteño) オロ・ムエルト(ヒロン・ポルテーニョ)/光沢の無い金(ブエノス・アイレスの端っこ)”でした。括弧内は副題です。 作者のフリオ・ナバリネは1889年12月20日にブエノス・アイレスで生まれました。若いころは兄アルフレドと … [続きを読む] |
1940年代にヒットした多くのタンゴを作詞したオラシオ・サンギネティは1914年に生まれ 1957年12月19日、43歳でブエノス・アイレスに永眠しました。 この作詞者の名が記された中から本日のタンゴとして”Nada ナダ /なにも無い”を選びました。 Todotangoには女声と男声、新旧の歌手によるふたつの音源があります。 http://www.todotango.com/musica/tema/659/Nada/ 1963年録音 男声)フリオ・ソーサ 2006年録音 女声)カロリーナ・ロドリゲス 訳詩は「ゴタンの中庭」 http://v133-130-69-136.myvps.jp/gotan89/ で見ることが出来ます。 Todota … [続きを読む] |
本日のタンゴは”La Novena ラ・ノベナ / 九日間の祈り”です。Novenaとは9番目 のことで、Laをつけて死者への初九日間の祭りを意味します。 これを作詞した詩人アルフレド・ビゲスチは1908年12月18日、地中海のエルバ島に生まれ11歳のときに両親とともに亜国に渡ってきました。15歳の時に住んでいたボカ地区のカーニバル・パレード用に作詞するなどしその後名のある作曲家達とおよそ300ほどのタンゴの作詞をしたそうです。本日のタンゴはバンドネオニスタのミゲル・ボナノの曲に作詞し1933年に発表されました。ではTodotan … [続きを読む] |
世界的流行歌”Dónde estás corazón ドンデ・エスタス・コラソン /恋人よどこに”を 作詞作曲したルイス・マルティネス・セラノは1900年12月17日にスペインのバルセ ロナで生まれ、子供の頃に両親と共にブエノス・アイレスに移り住み、そこで音楽に ついて学んだのちに中南米各地で活動しました。 この歌は1924年にメキシコ市の劇場で、カンシオン・メヒカナとして初演されてのち 流行し、ラマルケが映画で歌ったりアルゼンチンでもタンゴ・バージョンで歌われたり しました。最近シャキーラが同じタイトルでまったく別の歌を流行らせていてYoutube で探す … [続きを読む] |
広大な大地を馬に跨り自由に旅していたガウチョは、タンゴが生まれる19世紀後半頃には ほとんど姿を消していました。しかしその後も人々の心の中には生きつづけ、タンゴにもしば しば登場します。男性に向かい「ガウチョのようだ」というのは大層な褒め言葉で、日本で「侍 のような」と言うのと同じです。本日のタンゴは亡くなった恋人の小屋をガウチョが訪ねるさまを 歌ったものです。作曲したアンドレス・ドメネクは1901年の12月16日にロサリオ市で生まれ ました。では「Lonjazos ロンハソス / 鞭打ち」をTodotangoの音源で観賞してみまし … [続きを読む] |
アルゼンチン・タンゴにはいわゆる俗語(ルンファルドといいます)が沢山出てきます。 西語はもともと同義語の多い言葉なのに、そこへさらにルンファルドなんぞ必要なの? と疑問も起きます。でも韻律好く作詞するためには言葉は沢山あるほうが便利なので しょう。わざわざルンファルド辞典なるものを作ってまで俗語を認めるのがタンゴの世界 なのです。 本日のタンゴ”Garufa”も’娯楽’、’酒宴’、’馬鹿騒ぎ’、’お祭り野郎’などを意味す るルンファルドです。この曲の作曲者フアン・アントニオ・コジャソは1945年12月15日 にモンテビデオ(ウルグ … [続きを読む] |
リズムの王様ダリエンソの演奏は、特異なアクセントとスターカットが衝撃的 です。彼は飛行機嫌いだったので、日本には熱望されながらとうとう来ませんで した。生まれたのは1900年の12月14日、ブエノス・アイレスでした。 本日のタンゴは”Nada más ナダ・マス / ただそれだけ”、ダリエンソとルビンス テインの共作です。ではYoutubeで観賞してください。バンドネオン左から二人目に今日のダリエンソ楽団を率いるカルロス・ラサリが見えます。 https://www.youtube.com/watch?v=adI4-3CvCSU 歌詞は下記、訳詩は「ゴタンの中庭」で。 http://www.kitanoit.com/cgi/go … [続きを読む] |
ボカ地区には名所がふたつあります。ひとつは言わずと知れたカミニート、 もうひとつは1905年に設立された名門ボカ・ジュニオルの本拠地です。 カミニートは曲の発表が1924年で、鉄道跡の小径に命名されたのは当然 さらにあとですから歴史的にはボカ・ジュニオルが先に存在したわけです。 設立に英国人が関わったのか”Juniors”と英語綴りで、発音もフニオルとな らず英語風です。 本日のタンゴは”Boca Juniors”、昨夜アフリカ代表の強豪を破り決勝進出 を決めたことに敬意を表して選びました。ではTodotangoで聴いてください … [続きを読む] |
ガルデルはフランスにての映画つくりの時に、音楽制作をフランス人のピアニスト にして作曲家マルセル・ラテスに依頼しました。映画”Melodía de Arrabal”で使わ れたCuando tú no estásの作曲はラテスとガルデルによっています。作曲家として も優れていたガルデルが彼について”称賛すべき巨匠”と言ったと伝えられます。 10年あまりのちの1943年12月12日にラテスはアウシュビッツ強制収容所で亡く なっています。 本日のタンゴは”Cuando tú no estás クアンド・トゥ・ノ・エスタス 君が居ない時”、 Todotangoで1933年録音のガルデルの歌が聴けます。 http:/ … [続きを読む] |
本日12月11日はタンゴの神様カルロス・ガルデル(1890年)、そして近代タンゴ の祖フリオ・デカロ(1899年)の生誕日が重なり「タンゴの日」と定められてます。 ガルデルは1890年に私生児としてフランスで生まれ1893年2歳のときに母に連 れられアルゼンチンにやってきました。ブエノス・アイレスの青果市場アバストの近 くで育ち、やがて歌の道を進みたちまち人気歌手となり、綽名のひとつに"Morocho del Abasto アバストの黒髪男"というのもあります。来年アメリカで封切予定の 映画「Dare to Love Me 」ではガルデルの真の姿にせまる … [続きを読む] |
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