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2009年04月28日 「高度情報化」や「ニューメディア」という言葉に踊らされた地元経済界、それに触手を伸ばし自らのビジネスに仕立て上げたメーカー、そしてマスタープランのないまま押し流されるようにして場当たり対応と自己表現である規制にあけくれた行政、閉鎖的な環境から生まれる事業にまったく参加意識のない無関心な市民....巨額の資金を投入しながらも、夢の中に消えていった情報化施策の中に欠けていたものは「箱もの行政」といわれるように、形あるものにしか投資をしなかった姿勢と産官の強い縄張り意識、各々の事業運営がアマチュア(素人)の手によって実行さ … [続きを読む] |
2009年04月28日 はりまタウンネットの事業の中で、特に注目されたのは「プラザ・タウンネット」の運営でした。プラザは姫路市の中心街にあるダイエー姫路店3Fの一部に、各社のパソコンが自由に触れるコーナーや会議室を持ったコミュニケーションスペースでした。誰でもパソコン通信に気軽に触れ合える情報交換の場として利用されていた姿は、いわゆるインターネットカフェのようなビジネススタイルの前身であったように思います。時代を先取りしたこの試みを「姫路には早すぎるんだよ」と言い切ってしまう方々も多いのですが、早すぎることだからやっていかなければ、い … [続きを読む] |
2009年04月28日 さて産民による市民ボランティアで運営されていた「はりまタウンネット」ですが、その活動はどうしてもすこしずつ内側を向いて行われるものが主流となりました。急速にPCVANやNiftyなどの大規模全国ネットのサービスが充実してくるにつれて、順調だった会員の増加も徐々に頭打ちとなってきました。まだまだ現在のようにパソコン通信という手段が一般には認められていない時代背景でありました。 ボランティア運営の性か、財政的にも維持が危惧されてくるようになった頃、「1993年には赤穂市が行政情報施策の一環としてパソコン通信を組み … [続きを読む] |
2009年04月28日(火) ここまでで反省しなくてはならない点がいくつかあります。 ひとつは「自治体などには金銭的負担をさせるべきだった」ということです。 ご存じのように公的な組織は一度始めたことはなかなか途中で打ち切ることができません。始めるよりもやめる方が何倍もエネルギーを要するのですから、継続を選ぶのでしょうね。。担当セクションとして「わざわざ自分の時にやめなくても..」という思考が働くのも否定できないでしょう。しかしこれはあくまで「予算に乗った施策」としての事業のことで、金の動いていない「おつきあい」についてはいわば「どうでもい … [続きを読む] |
2009年04月28日 当時姫路市は、郵政省のテレトピア構想の指定を受けて、結果的に全国で最後となるキャプテンシステムへの取り組みを始めようとしていました。市当局の意識の中では、その頃のパソコン通信というのは「超マニアの個人的な(いわゆるオタクの)趣味」程度の認識しかなく、専用のハードウェアやシステムを必要とするキャプテンの方が、ずっと行政らしい取り組みに見えていたに違いありません。またこれを推進するにあたり、ある職員が長期間研修を受けていたことも、庁内でのキャプテンの推進を後押しする要因でもあったのかも知れません。だってその頃には庁内 … [続きを読む] |
2009年04月28日 それまで「まちのパソコン屋さん」であった私の意識を、電子ネットワークの世界へ引きずり込んだのは、大分県がニューメディアの先駆けとして平松県知事自ら陣頭指揮に立って開局した「COARA」と、ほぼ同時期に設立を目指した「はりまタウンネット(当時姫路タウンネット)」でした。 姫路タウンネットは、1986年秋から設立準備に向けての活動を行い、1987年4月には社団法人姫路青年会議所高度情報化委員会(家永周一委員長:現5つつの箱代表取締役)の手によって設立母体となる「姫路タウンネット設立準備会」が開催されることになりまし … [続きを読む] |
2009年04月01日(水) 初期のキリスト教徒は、ユダヤとローマの双方から迫害される立場にあり、またイエスの教えは難解で、まさに歴史上の他の多くの宗教運動と同じように消えゆく運命にあった。そのキリスト教が、現在20億人近い信者をもつまでに拡大したのは、伝道者パウロの布教方法によるところが大きい。 パウロはもとは、キリスト教の拡大を食い止める使命を持って、地域社会を渡り歩き迫害を加える敬虔なユダヤ教徒だった。しかし、歴史的文書によれば、パウロは西暦34年にキリスト教に改宗し、以降はこの新興宗教の激烈な支持者となって、その後二千年間に … [続きを読む] |
2009年03月17日 「150の法則」は、集団が拡大するときの危険性について、その変化が起こる閾値を主に経験則として提示しているものであるが、この問題を乗り越えてより大きな組織を運営しながら小さな集団のメリットを活かした事例がある。デラウェア州ニューアークに本社を置くゴア・アソシエイツは、年商10億ドルの株式未公開のハイテク企業。すでに大企業としての社会的地位を確立していながら、創業当初の小規模な企業形態を維持しようとしている。転職率は業界平均の1/3にとどまり、35年間連続黒字を続け、同業者がうらやむほど成長率や収益性の高い最新 … [続きを読む] |
2009年03月16日 認知心理学には、複数の情報を受け入れるための、人の脳内の許容量を意味する「回路容量(チャンネル・キャパシティ)」という概念がある。私たち人間には、それぞれに生まれ持った「認知能力」があり人間の脳が瞬時に分類できるのはだいたい7種類までで、それ以上になると分類できにくくなるといわれている。米国の電話番号が7桁になっているのもここに理由があり、心理学者のジョージ・ミラーは「7という不思議な数字」の中で「ベルは多くの人が電話を利用できるようにできるだけ多くの桁数を望んだが、記憶できないほど長い番号ではまずいと考えた … [続きを読む] |
2009年02月13日 学校と地域が連携し、地元の商店街を教育の舞台として、高校生たちが社会デビューを目指す伊丹市立伊丹高校情報科1年生の「伊丹商店街活性化プロジェクト」は、まさに地域の潜在資源としての人的つながりを可視化しつつ、地域力(エンパワーメント)の向上を実現する、教育とまちづくりを融合させた画期的な取り組みである。地域力は、そのエリアに存在する個人の能力の総和ではない。その能力は隣人たちとのつながりの質によって、プラスにもマエナスにもなる。他者との紐帯(つながり)が良好であればあるほど、潜在しているパワーが指数的に増加し、 … [続きを読む] |
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