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とりあえず、黒田如水の生涯をたどれて、勉強になった。関ヶ原合戦における黒田如水の位置付けなど、最新の研究も踏まえられていると思う。ただ、問題だと思う点も無いわけでは無く、いくつか気になった点を記しておきたい。 基本的に黒田家譜に依拠しているが、黒田家譜も二次史料であり、小林基伸さんや依藤保さんが述べているように、ある程度、史料批判が必要だと思う(小林基伸「播磨の破城令について」『播磨置塩城発掘調査報告書』、依藤保「播磨置塩城主赤松氏の動向」『播磨置塩城発掘調査報告書』)。小林さんによれば、黒田家譜は、戦国時代末期の播磨にお … [続きを読む] |
姫路市埋蔵文化財センターで、来月から坂本城と置塩城を中心にした企画展があるので(「冬季企画展 赤松氏の城を調べて」http://www.city.himeji.lg.jp/maibun-center/exhibition.html )、再読。坂本城に関しては、発掘調査報告書が、まだ出てないと思うので、この報告集が最新の研究成果だと思う。報告集の各論文は、播磨の政治拠点や居館を考えるうえで、非常に重要な論考。この際、置塩城の総合調査報告書と発掘調査報告書も、ちゃんと読んでおきたいと思う。坂本城・御着城・置塩城出土の土師器を検討された中井淳史さんは最近、論文集を出版されたのだね(http://www.chukobi.co.jp/products/detail.ph … [続きを読む] |
姫路市飾磨区清水一丁目。境内に五輪塔や宝篋印塔の残欠が集められている。全く残っていないが、清水構居は「清水薬師の東南三町許野田川の附近」に存在したとされ、地籍図から、字「鳩岡」の約50m四方の方形地割が構居跡と推定されている(姫路市立城郭研究室「姫路市中世城館調査報告(1)」『城郭研究室年報』14)。 |
城郭研究室発行の『姫路城の基礎知識』(http://www.city.himeji.lg.jp/jyokakuken/issue/kiso/kiso.html )と『城踏67 姫路城石垣の魅力』(http://www.city.himeji.lg.jp/jyokakuken/shirofumi/index.html )を参考に、特に秀吉期の石垣を見て廻る。石垣に注目して、姫路城を見るのは初めてで、非常に面白かった。 |
龍野へ。オータムフェスティバルin龍野が開催中で、非常に賑わっていた。オータムフェスティバル期間限定で、龍野歴史文化資料館に隣接して三層の天守が建築されていた。主に発泡スチロールで作ったようだが、揖保川から眺めると、それなりに見ごたえがあった。 龍野の城下町絵図と、城主に関連する古文書の展示。龍野城の変遷が、よく分かった。図録に多田暢久氏の龍野城縄張図が掲載されていたので、東側の大竪堀と竪土塁を、下のほうだけ見る。かなり、すごいものだった。図録の多田さんによる龍野城の論考も面白かった。 |
新宮駅が新しくなっていた。以前は無かったはずの駅北側への出入口を降りる。赤松氏研究で著名な高坂好氏が勤めていたブンセンを横断。新宮宮内遺跡を横切って、たつの市立埋蔵文化財センターに着。 城館からの出土遺物、赤松氏関係史跡の写真展示、縄張図、木内内則氏による城郭推定復原図など、中世の赤松氏の歩みがよく分かる展示だった。個人的には、はじめて見た美作岩屋城とそれを万里の長城のように取り囲む付城群の縄張図(山形省吾氏作図)に驚愕した。 宮内天満宮(http://ci.nii.ac.jp/naid/110005231446 )へ。16世紀に建てられた社殿を見ようと思ったが、それらしき建 … [続きを読む] |
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