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◇コンゴ(ミノヴァ・キブ3)◇
【生産国】コンゴ民主共和国
【生産地域】南キブ州カレヘ地区
【農園名】ムンガロ組合
【精製方法】浸水式発行・天日乾燥
【標高】1400~1700m
アフリカ大陸中央部のコンゴ川流域に広がる、世界で11番目の面積を擁する広大な国家である。
旧国名はザイール。正式国名はコンゴ民主共和国といい、コンゴ共和国とは別である。
1997年に現在の国名に改められた。
250以上の異なる民族が確認されているアフリカでも有数の多民族国家。
コーヒーはベルギー植民地時代に導入され、多くのコーヒープランテーションが開発された。
アラビカ種は19世紀末に中米から、ロブスタ種は20世紀初頭にインドネシアとセイロン(現スリランカ)から導入された。
昔から子供たちは学校でコンゴには4つのゴールドがあると教えられている。
イエローゴールド(金属)、ブラウンゴールド(オイル)、ホワイトゴールド(綿花)、グリーンゴールド(コーヒー)である。
いま、コーヒーの力が人々の暮らしを変えようとしている。
国土は西ヨーロッパに匹敵する広さがあり、3分の1が北半球、3分の2が南半球にある。
熱帯性気候で年間降雨量は2000ミリを超えるほど多雨。
アマゾンに次ぐ広大な熱帯雨林地帯がある。
南部は高地、西部は台地、北部は草原、東部は高山であり、コーヒー栽培は東部の北キブ州および南キブ州で行なわれている。
世界トップクラスの鉱物資源国であるがゆえに紛争が絶えず、国内の不安定化の要因となっている。
欧米の支援によってロブスタ種だけでなく、アラビカ種のスペシャルティーコーヒーの生産に力を入れている。
東部の北キブ州および南キブ州がアラビカ種、バンドゥンドゥ州、バ・コンゴ州、赤道州がロブスタ種。
アラビカ種とロブスタ種の比率は40%:60%。
今後はアラビカ種の生産量が増えていくと思われる。
アラビカ種はウォッシュド、ロブスタ種はナチュラルで精製される。
栽培されているアラビカ種はジャクソンやルマンガボと呼ばれているブルボン系が多い。
マラゴジーぺも僅かにある。
力強く肥沃な土壌と高い標高といった高品質なコーヒー栽培に最適な環境の中、シェードの下でゆっくりと成熟した赤いチェリーだけが丁寧に手摘み収穫され、伝統的な浸水発酵や丁寧な水洗は、周辺の水源(河)からの清流によって行われ、アフリカの日差しの下、じっくりと天日乾燥させたパーチメントは、選別前に専用倉庫にて成熟され、アフリカ最高級品のコーヒーが生まれます。
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