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2007年08月31日(金) 
日本の最古の通貨である和同開珎よりも古いと考えられる富本銭
というのがあるそうだ。發掘された年代から見て、どうも和同開
珎よりも古い物らしいとのことだ。
この写真を見ると、丸い銭の中に四角い穴が開いている。
実は中国の西安に行ったときにそこの博物館で、同じような銭
を見たことがある。
この富本銭の材料は胴とアンチモンの合金でこの合金のル-ツを
たどると、カフカス(コ-カサス)地方で作られていたカフカス・
ブロンズが元だろうとのことだ。
そうなると西安のものも同じような合金だったのだろうか。
この丸い銭に四角い穴に対する見方が日本と中国では違うのに
少し興味があった。それは中国では天は丸く、地は四角いと考え
られていて、近くにある永代公主の墓も丸い天井に床が四角く
なっていました。
日本の冶金学などの学者の見方はこれと少し変わっていて、こ
の合金を鋳型に入れて銭を作るときに、鋳型からはみ出るバリ
を四角い棒の間に何枚も重ねて、クルクルと回して、取るため
にそういう形になるという。
きわめて合理的な考えだが、この銭の形が中国も同じで、銅と
アンチモンの合金というのもなにやら夢を駆り立てる。
ラ-メンの起源を探っていたときに、コムギの原産がコ-カサ
スの一部にあると知っていたから、銭もラ-メンもここからの
物だとしたら、なんと多くの恩恵を受けているのか。

閲覧数1,371 カテゴリオメメの玉手箱 コメント0 投稿日時2007/08/31 10:01
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