『学校マネジメント』 2006/11月号の pp.16-17 で、 大森 修 校長(当時)が、次のように書かれています。 養護学校の教師には、耳の痛い指摘だと思いました。 ------------------ ここから --------------- 軽度発達障害の子どもが在籍する学級での授業の原則 これこそが、担任教師の求めていることなのである。 しかし、できない。 指導主事は特別支援学級(旧特殊学級)や特別支援学校(旧養護学校)の教師を 長年経験した教師なのだ。 集団の中で、当該の子どもへの対応の仕方は分からない。学級経営という発想がない。 (中略:Rimbaud) 特に、横山浩之氏(東北大学医学部)の著作は、医学研究に裏付けられたもの であり、必読書である。 TOSSで学ぶ教師の著作が、国語や算数などの教科で、どのように指導すべきか  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(下線:Rimbaud、 必ずしも、いい著作ばかりではない) を提示している。これらを手がかりにして各学校で授業づくりに取り組むしかない。 ------------------ ここまで --------------- 同様のことは、「特別支援教育の次の段階」 として、都留文科大学の河村茂雄先生なども 次のように言われているらしい。 (下の第2段階) 「発達障害のある子に対して、こんな指導法があります。こんなことするといいです。」 と養護学校の地域支援の先生が助言したところで、 クラス担任(教科担任)は、 「それはわかります(研修などで、勉強しました。)」 「しかし、クラスは、その子だけではないんですよ。 その子を含めた35人の子の前で、あなたの言う、その授業をやって見せてください。」 というような構図になっているのだそうだ。 第1段階:発達障害の子がいることがわかる。 発達障害の子にあった指導をする。個に対する支援の段階 第2段階:発達障害の子がいるクラスをどう運営するのか、学級経営の段階。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 第3段階:発達障害のある子のいるクラスを学校としてどう支えていくのか、 学校経営の段階。 |