学校(知的養護)で、「歩くこと」 の不器用さが気になります。そんなことを考えながら 次の本を読んだので、ある一節に目がとまっちゃいました。 『自閉っ子、こういう風にできてます!』 ニキ・リンコ、藤家寛子 2004/11/25 ---------------- ここから ----------------------- (藤家寛子) 知的な遅れがなかったり、言葉がしゃべれるだけでは 社会でやっていけません。お仕事を始めて、私、今それを痛感してます。 私は強制的にですが、ドラムとかダンスをやらされたのが 今になってよかったと思っています。身体を鍛えることにつながったから。 大人になっても、足の動かし方は、毎日「訓練」しています。 歩行訓練というより、「関節接続癖」を付けている感じでしょうか。 小分けにして、必ず一目三時間は、運動をします。 知的な遅れ、言葉の遅れのない自閉スペクトラムの人でも、 感覚や運動機能、身体機能の問題は持っている可能性が高いですし、 それが社会参加を阻む要因となりかねないので、親御さんや療育側の方には 運動の大切さを認識していただきたいです。 ---------------- ここまで ----------------------- 「社会参加を阻む要因」 とまでは考えたことは、なかったですが、日常生活で、 本人達が困る (例えば、転びやすい) のは、感じます。 階段で時々転ぶ女の子: 階段をつま先立ちで歩く。上りは、小走り。自閉症のお子さんに よくあることですが、歩くときに、前方を見ていなかったりする。 → わたしは、廊下、階段は必ず歩かせます。この子の時には、「かかと、ペタっ」 を 意識させるように、毎回、一緒に歩きました。 また、「前方を見ないで歩く」 要因の一つに、小学部でよくある、「教師と手つなぎで歩く」 が (子ども同士で手つなぎをしても、この子の場合は、前方を見ないどころか、 目をつぶって歩いていて、渡り廊下から、片足踏み外しました。) なってしまっていました。 走っている時に時々転ぶ男の子: 右足が内反して歩いています。肥満もあり、足底版など靴への対策も必要かなと 思います。 肥満: 足が外反してきます。重い体を支える足にかかる負荷は相当なものでしょう。 → 家庭と学校(給食、運動)だけでは、対処できなくて肥満が加速しているケースが 多いです。七沢学園へ数ヶ月の入所をして、 http://www.n-gakuen.kanagawa-rehab.or.jp/dispdtinfo…=35&C_ID=3 食事のコントロールをすることが多いです。 |