歳を取ってみるのも悪くなかったと思えるようになるほどにはよい歳になったようだ。 おかげでなんだか人生楽しいのかもなんて思っている。 餓死は理想の死だと感じているし、誰だって独りで死んでいくのだから孤独死は当たり前。 せめて死ぬときくらいは静かに死なせてほしいくらいだ。

でも生きてる間は一人や二人は気の合う友が欲しい。 大勢はいらない。 喋らなくてはならなくなるからね。 友は言葉の空しさを知っているような人が上等だ。 言葉が空しいと知っていてなお、言葉を相互作用させる悦びを肯定できるような者だな。

これが意外とむつかしい。 僕らは言