おっさんには、加齢臭はわからないのでね
ネギも気にならない
キツい化粧品の匂いは、あまり好きじゃないですね
外国人ってキツい香水を使ってますね
ん~~。。匂うか?。。電車の席でちょっとうろたえた。さっき買った白ねぎ。店のおばさんが気を効かして、2つに切ってくれた。電車で帰るんだから、長いまんまじゃちょっとみっともないかもと、そのときはアリガトウと言ったけれど、いざ電車に乗り込むと、ねぎ臭がぁ~!!比較的空いているから、窓ぎわに座り、カバンにそっと押し込んだけど、なんだか落ち着かない。しかし話はコレで終わらない。電車を降りて、タコバスに乗るんだけれど、このときは逆にねぎ臭に助けられた。実はタコバスは私の苦手なにおいが必ずする。タコバスミニはワゴン車を改造した奴で、10人ほどしか乗れないのだけれど、その分密閉度も高い。以前から気になっていたけれど最近は確信しているのが、運転手のおじさんの加齢臭なのだ。乗客だとしたら、こう毎度毎度ってことないだろう。さりげなく消臭剤でもプレゼントしたいくらいなのだが、今日は車内に入った一瞬はむっときたものの、とりあえず自分の席はねぎ臭のほうが勝利し、オッサン臭は気にならなかったのだ。ま、よしとすっか。 ともかく料理に取り掛かろう。今日はねぎがメイン、もとい、豚ミンチである。まずは土生姜一欠けのみじん切りにする。生姜ってのは筋っぽいから刻みにくいが、ともかくスライスしてから立て横に切って、トントントン。適当なところでフライパンに入れておく。次は買ってきた白ねぎの出番だ。縦に半分に切り5ミリほどの長さに刻んでいく。もちろん青いところを捨てるなんて考えないで全部刻みつくしたら、これもフライパンにいれる。サラダ油を入れおもむろに強火にかける。ほどほどに温まるまではほっておいても平気だから、そのあいだに豚ミンチと調味料をスタンバイ。じゅぅ・・となってきたら、ぼちぼち混ぜて、全体に香りが出るくらいに炒めあげる。が、意外とネギが多いので、適当なところでよしにすることにして次へ。豚ミンチ300gと豆板醤小さじ2杯をいれ、木べらでパラパラになるようにほぐしながらさらに炒める。唐辛子の香りもちょっとしてきたら、砂糖、酒、テンメンジャンと赤だし味噌。みりん、粉山椒など加え・・・・といきたかったが、今日は名古屋名物「かけて味噌つけて味噌」があったので、これをどばどば!といれる。コレは結構甘みがきついので、ワタシはかけたりつけたりには使わないのだけれど、肉味噌には便利な味になっていて、溶けやすいうえにゴマが入っていたりしている。が、やはり甘すぎるので、辛みそを大さじ2ハイほど入れて、ワタシ好みにする。今日の目的は保存して何度も使える肉味噌なので、ちょっと濃い目に仕上げたい。よく混ぜながらプチプチと煮詰めるのだが、ヘラでかき回している時にうっかり服に飛ばしたりすると、ギャッってことになるから要注意である。つまり、こんなことを書くからには、ワタシはしっかり飛ばしたのであった。あわてて濡れ布巾でしみとりしながらも出来上がったピりから肉味噌は、何とも食欲をそそる香りに包まれて湯気を立てている。 で、本日は麻婆豆腐にするのだ。 小なべに中華スープを100CCほど沸かしたら、木綿豆腐1丁を角切りにしていれる。豆腐なんてすぐに火が入るのだから、ここに、先ほどの肉味噌を1/3ほどいれて中火で煮る。煮ている間に残りの肉味噌はパックに移して冷蔵庫に片付け、こてこてになったフライパンもきれいに洗ってしまう。片付け終わったらちょうどいいくらいに煮えているから、いったんなべを火から下ろして片栗粉の水どきを少々加え、底から混ぜてから火にかける。一度に入れると固まってしまうから、このやり方で繰り返してとろみを調整するほうが、豆腐の崩れも最小限。ただしせいぜい3回くらいで決めなければ、けっきょくぐちゃぐちゃになってしまうが。と、なんちゃって麻婆豆腐の出来上がり~。出来上がった麻婆豆腐は熱々ご飯にとろりとかけてまーぼー丼。二人分になったから、かなり安上がりだぁ~。洗い物もすっきりだし、いつもこうだと楽チンだわぁ。 残りの肉味噌はご飯に載せてもいけるし、炒め物やチャーハンにも利用可能。豆腐に乗せると肉味噌冷やっこだな・・・と思いながらも、ワタシの一押しは、ピリ辛肉味噌うどんだ。鍋で薄めのうどんだしを煮たてて、もやしとうどんを煮る。麺ともやしをどんぶりに移して、レタスをたっぷり手でちぎって乗っけた上に肉味噌をどっかんと乗っける。真ん中をくぼませて、卵を割りいれる。ま、余裕があれば刻みネギやら紅ショウガなどトッピングするといいだろね。そしてつゆを張る。肉味噌の味が濃いから、くれぐれもうんと薄いうどんだしで。もやしもレタスもたっぷりがいい。意外と中華めんより相性がいいように思うのだ。これは思わず汁までしっかり飲み干してしまった。スープがうまいのである。薄いカツオだしに肉味噌のコクが溶け出し、われながら、またやってしまったとにんまりしたのは言うまでもない。スープを飲みほしたころにはじんわりと汗がにじんで、おなかもいっぱい充実感!やはりホカホカするものが恋しい春なのだった。 |