2,439万kW/2,902万kW (09/20 09:15)
84%
■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=133912
2010年06月12日(土) 
昨日16時過ぎ、職場内で「うを~~~~~~~」と、苦しそうな叫び声が聞こえた。「何??」と思った瞬間「ドン!」と音がして人が倒れた。

 真っ先に駆けつけた私は、誰が倒れたのか見間違うくらいの形相をし、白目をむき、全身が硬直している30歳の男性の同僚に、一度しか講習を受けたことがない、心肺蘇生を始めた。
マウスにも呼吸をと思うが、2.3回したが要領がわからない。血を少し吐いた。「救急車と、AED!!」と、叫んだ。

 歯を食いしばりすぎたのか?今度は少し血の混ざった唾液があふれてきた。舌をかまないようにと、タオルを口の中に入れたあげ、気道を確保する先輩。
 
 私は、硬直している体を優しくなでながら、「大丈夫やからね。大丈夫やからね。」と、声をかけ、先輩男性に心臓マッサージを交代してもらった。

 「職場内にはAEDの設置が無い」と言う悲しい報告を聞いた。

 オフィス街(繁華街?)だからどこかにあるはずだ。と、近くの自動車のディーラーに伺った。しかしここにも、AEDは無かった。マスコミが数多く入っている裏の大きなビルにも無かった。郵便局にも無い。
 
 隣のドラッグストアに走った私は。
「どなたか、心肺蘇生できる方いませんか!」と必死で訴えた。
「私自信ないけど、講習を受けたばかりで。」と言う女性の薬剤師さんに応援を頼んだ。←彼女の手当てのおかげで、本当に7分ぐらいで意識が戻ったそうです。

 救急隊員の方は、倒れてから10分ぐらいで到着した。
 
 意識が戻ったため、事情を関係者から聴き、念のためにと、トップ同行のもと、病院で検査を受けた彼は、5時半過ぎ、「てんかんの発作止めの注射をとりあえず打ってもらいました。」と、本人は笑いながら職場に戻ってきてくれた。(彼は20日ほど前も、通勤途中で倒れ、救急車で運ばれていたのだ。)

 18時前、彼は自力で一人暮らしの寮に帰宅をした。

救急隊員の方に経過を説明してくれた薬剤師の彼女は、感動で涙があふれていた。
私と二人で握手を交わし、
【あなたのこと見直したよ】と、女性の先輩に激励してもらった私は、たまたま一昨日、愛読紙の「生と死を分ける7分間」東京臨海病院。病院長 山本 保博さんに聞く。と言う記事を読んだばかりだったのだ。

救急医療の現場では
①正しく救急車を呼ぶ(大変!大変!しか伝えることができない方が大勢いるそうです。)
②心肺蘇生法の講習。。。心臓マッサージは胸が3~4センチへこむぐらいの力で押す。人工呼吸は棒風船を一気にふくらませるくらいの力が必要。
③地域で患者を守る。。。インターネットのできる環境が私の職場にはほとんどなく、問い合わせにも対応しにくくて困っているのだが、、、。
地域の元気なお年寄りは、健康面についての豊かな知恵とノウハウを秘めておられるので、そんな方々の力と五感を生かすことが大事と。
④弱者から救う意識が大切・・・災害の現場では優先的に救っていく人を示す指標があるそうです。「C子どもたち、W女性特に妊婦A高齢者P貧困者や病人F言葉の通じない外国人]と。


 衝撃的な出来事で疲れきった私は、構造医学の名医つちはし治療室の土橋先生に体のゆがみと、胸郭、骨盤背骨、首の骨を整えてもらいに行った。
「T子さん。倒れた方の頭、暑かったでしょ?アイシング。つぶ氷を水で洗い、袋に水と共に入れて冷やしましたか?」と、、、。

 そういえば彼は首の後ろをよくカイロで暖めていた。これは土橋先生はま逆の手当てであると論破された。

 私はとっさに冷やすことをしなかった点を反省。
暑くなると、脂汗をかき、顔面蒼白になる長男は、最近不整脈の疑いがあると診断され4月にはじめた少年硬式野球 をやむなく休部。

 水分補給(息子の通う学校は昨年から水筒の持参を禁じている。何故だ?)アイシング(職場の冷蔵庫の製氷皿には氷が一粒も無かった。)
AEDの接地場所の確認http://www.qqzaidan.jp/AED/aed.htm  

 救急医療の現場では生の可能性がある限り、決してあきらめません。人間が力を合わせれば必ず道は開けます。と書かれていた。
課題点は多く残されたが、・・・・職場と、地域のチームワークで今回は乗り越えられたと確信しました。


閲覧数2,179 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2010/06/12 01:21
公開範囲外部公開
コメント(2)
時系列表示返信表示日付順
  • 2010/06/13 08:26
    みむさん
    幼稚園に勤めていた22歳の時、お弁当食べてる時に1人の幼稚園児が突然ひっくりかえり白目になり泡ふきだしました。
    その子は隣のクラスのこで、てんかんのことは知らされておらず、しかも初めてそれに遭遇したわたしは、倒れた子どもをみて「○○先生呼んで!」と叫んだのを覚えてます。
    その先生の子どもさんがたまたま発作あるこだったのが幸いしてか一命とりとめました。

    今回のこのブログとても勉強になりました。ありがとうございました。
    次項有
  • 2010/06/14 00:04
    鉛筆野獣さん
    > そのみさん
    二年前に講習会受けた時のブログには一分間に100回位マッサージと書いてました。ドラえもんの歌を小刻みに歌いながら…と書いてました。振り返ったらその位のスピードで行動していた感じがします。消防士さんがハマっち!の友だちなのでメールをし適切な対処法を伺いたいと思ってます!また報告します。
    次項有
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
野獣さん
[一言]
地域SNS愛好家です。
■この日はどんな日
書き込みはありませんでした。
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み