今日から交通安全運動がはじまりました。
ちょっとした油断から引き起こされる事故
その事故の思いでをひとつ・・・
6年前の8月7日午前3時・・・電話のベルが鳴り主人が飛び起きました。
そもそも深夜の電話ほど嫌なものはありません、、、電話口の主人の会話で、何があったのか大方のことは予想ができました。
警察の話では娘が信号待ちのタンクローリーに追突事故をおこし病院に搬送されたとの事、早く病院に行くようにとそれから車が動かないのでレッカー移動させてほしいとの事でした。慌てて支度し(服を着ただけ)飛び出して行きました。
どんな状態だろうか、大丈夫だろうか、と考えながら向かった先で目に飛び込んできたものはおびただしい赤色灯のなかでタンクローリーの後ろに潰れてしまった娘の車・・
運転中に携帯電話がなったためバックのなかに気をとられまったくのノーブレーキで激突したようです。
仕事柄事故車両は見慣れておりますがこれほどひどいのは稀でした。
フロント部分がひどく損傷し天井まで、、人間の乗っているところがないのです。
「ダメかも知れない」と、主人が言いました。どうしてこんなことに・・・・なぜ、なぜ、と繰り返しながら病院までの車の中でいろんなことを思い、ただただ「助けてください」と祈りました。
病院につくと看護婦さんが慌しく走り回り「検査中ですのでお待ちください」と、いわれ検査結果のでるまでの時間、どれぐらいだったのかわかりませんが私達にとっては長い長い時間でした。
実際事故は1時半ごろ、車からの救出作業も車が潰れてしまっているので手間取り搬送先の病院の医師から説明を受けたのが4時過ぎだったでしょうか、、説明では「内臓からの出血がひどいですが肝臓からの出血が考えられますので4,5時間様子をみて出血が止まらなければ開腹手術をします。」との事でした。
しかしいくら痛み止めをしても痛みは激しくなり本人が下腹部を押さえながら「ここが痛いの」と強く訴えますので娘の勤務先である病院の副院長に厚かましくも連絡したところすぐに駆けつけてくれ搬送先の病院にお願いしてCTを見てくださり「うちにつれて帰りましょう。気になることがありますので」と、早急に救急車の手配、病院の手配、大学病院の先生の依頼となにもかもしてくれました。
先生の予想どおり十二指腸は断裂、総胆管断裂と腹膜炎を起こし一刻をあらそう事態でした。
幸い頭のほうは打っておらず、あごの下(これもあと2センチ下だったら首が飛んでた)を20センチほど切り唇の裂傷と前歯3本折れていました。
6時間にも及ぶ手術でしたが先生方、同僚でもある看護婦さんの励ましのおかげで一命をとりとめることができました。
今、あれほどの事故を起こしたにもかかわらず嫁にも行き元気に職場復帰しておりますが・・「患者さんの痛みのわかる看護婦さんになれたかな?」って明るく笑えるようになりました。
長々とお付き合いくださりありがとうございましたm(__)m
PS、原因(電話)の主と結ばれました、、チャンチャン♪